デンソーが東京支社を移転拡張、従業員数を倍増の240人へ:技術開発部門を設置
デンソーは、安心・安全分野を中心とする先端技術開発の推進、新事業・新技術分野の開拓に向け、2016年1月に東京支社を移転・拡張する。従業員数は、2016年1月時点の約120人から、2017年末に約240人まで倍増させる方針だ。
デンソーは2015年6月9日、安心・安全分野を中心とする先端技術開発の推進、新事業・新技術分野の開拓に向け、2016年1月に東京支社を移転・拡張すると発表した。
同社は、愛知県刈谷市の本社やデンソー基礎研究所(愛知県日進市)を中心に、国内での研究開発を進めてきた。しかし、「取り巻く環境変化が早くかつ激しくなる中で、最先端の技術トレンドの的確な把握、官公庁や大学、研究機関などとのさらなる連携、高度人材の継続的採用が不可欠となってきている。新事業分野においても、エンドユーザー視点からの事業探索、製品企画を強化する上で、ユーザーニーズのタイムリーな調査、分析の必要性が高まっている」(同社)という。
これらの課題に対応するため、人と情報が集積する東京において事業活動を強化する必要があると判断。東京支社を移転・拡張することを決めた。移転・拡張後のオフィスには、安心・安全分野を中心とする先端技術開発、新事業分野の事業・製品企画などの部門を新設することになる。
また、2014年8月に開設した東京事業所の高度半導体回路設計部門も、東京支社に順次移転するとしている(関連記事:デンソーが東京都内に車載半導体設計開発拠点を設立、関東圏の技術者を採用へ)。
現在の東京支社は、JR品川駅東側にある品川グランドコモンズ内の太陽生命品川ビル(東京都港区)に入居している。ここから、地下鉄日本橋駅に直結する東京日本橋タワー(東京都中央区)に移転する。従業員数は、2016年1月時点の約120人から、2017年末に約240人まで倍増させる方針だ。
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