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デンソーの新社長に専務役員の有馬氏が就任、現社長の加藤氏は会長に:製造マネジメントニュース
デンソーは、同社の専務役員で生産革新センター担当の有馬浩二氏が新社長に就任する役員人事を発表。現社長の加藤宣明氏は会長に就任する。
デンソーは2015年2月3日、同社の専務役員で生産革新センター担当の有馬浩二氏が新社長に就任する役員人事を発表した。現社長の加藤宣明氏は会長に就任する予定。同年6月開催予定の定期株主総会と取締役会を経て正式決定される。
新社長となる有馬氏は56歳で、1981年に京都大学工学部を卒業後、日本電装(現デンソー)に入社。2005年10月にデンソー・マニュファクチュアリング・イタリアの社長、2008年6月に常務役員、2014年6月に現職と、生産技術関連を中心に要職を歴任してきた。現在は生産革新センター長も兼任し、デンソーにおける“モノづくりの革新”をリードする立場にある。
有馬氏は新社長就任に当たり、「デンソーの強みは、何よりも『人』であると思っている。世界中のデンソーグループ14万人の総智総力を発揮できるように、『グローバルONEデンソーとしての一体感の醸成』と『高い志にチャレンジする風土づくり』に力を注ぎたい」とコメントしている。
会長となる加藤氏は、2008年6月の就任から7年近く社長を務めてきた。リーマンショック後の金融危機に対応するための構造改革を経て、その後の成長に向けた2015年中期方針を推し進めてきたが、「一定の道筋を付けられたので、今後は新社長をバックアップする」(加藤氏)ことを決めた。
なお加藤氏が就任する予定の会長職は2013年6月以降は不在だった。
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