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デンソーがオーストラリアでの生産を終了、自動車メーカーの撤退に合わせて製造マネジメントニュース

デンソーがオーストラリアでの生産を終了する。顧客である自動車メーカーがオーストラリアでの生産から撤退することによるもので、生産終了時期は自動車メーカーの撤退時期に基づき決定する予定。

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デンソーがオーストラリアでの生産を終了

 デンソーは2014年9月10日、オーストラリアの生産子会社であるデンソー・オートモーティブ・システムズ・オーストラリア(ビクトリア州)での生産を終了すると発表した。顧客である自動車メーカーがオーストラリアでの生産から撤退することによるもので、生産終了時期は自動車メーカーの撤退時期に基づき決定する予定。

 デンソーは、1972年に同社として初の海外生産拠点をオーストラリアに設けて以降42年間、カーエアコンやラジエータなどを現地で製造される自動車向けに生産してきた。今回生産を終了するデンソー・オートモーティブ・システムズ・オーストラリアは1989年の設立で、2014年3月時点での従業員数は約400人。生産終了後の同社の従業員については、再就職支援などで最大限の支援を行うとしている。デンソーのオーストラリア国内における市販品販売やサービス事業は引き続き行っていく。

 オーストラリアでは自動車メーカーの生産撤退が相次いでいる。トヨタ自動車が2014年2月、General Motors(GM)が2013年12月に、それぞれ2017年末までの生産撤退を発表。Ford Motor(フォード)も2016年10月までにオーストラリア2工場を閉鎖する方針を明らかにしており、2018年以降はオーストラリアで現地生産する自動車メーカーはなくなる見込みとなっている(関連記事:豪州の自動車生産が全滅へ――最後の砦・トヨタも2017年に撤退)。

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