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国内回帰が進行! 新規工場立地件数がリーマンショック以降で最大に工場立地(2/2 ページ)

経済産業省が発表した工場立地動向調査によると、メガソーラーなど電気業を除いた、2014年(平成26年)の工場立地件数は、前年比22.9%増の1021件となっており、リーマンショック以降では最大の件数となった。円高の是正以来、ようやく生産拠点の国内回帰が進み始めた見込みだ。

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工場立地の選定理由

 立地の選定理由に関する回答について「最も重視した」「重視した」を合計した回答数を調べてみると、最も多かった回答は「本社・他の自社工場への近接性」となった。既存の工場の増設や補強という要素で新規工場立地を進める動きが多いということが伺える。また「地価」は例年上位に挙げられているが「工場団地である」という点が回答数を増やしてきている。

国内立地の最も大きな理由は「良質な労働力」

 また、回答社数の内、海外立地を検討した企業は28社あったが、最終的に国内立地を選択した理由は「良質な労働力の確保」「原材料などの入手の便」「市場への近接性」「関連企業への近接性」などが上位の回答となっている。

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国内立地の選定理由(クリックで拡大)※出典:経済産業省

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