ニデックが米カーライルに1000億円で子会社売却へ、ポートフォリオ転換:製造マネジメントニュース
ニデックは、子会社のニデックコンポーネンツの全株式を、米国の投資会社カーライルの関連ファンドが間接的に保有する会社に譲渡することを発表した。
ニデックは2026年10月1日、子会社のニデックコンポーネンツの全株式を、米国の投資会社The Carlyle Group(以下、カーライル)関連ファンドが間接的に保有するTCG2603に譲渡することを発表した。譲渡価格は1029億8000万円で、譲渡日は同年12月1日となっている。
ニデックコンポーネンツは、1967年にコパル電子として設立され、1998年に日本電産(現ニデック)が資本参加し、2014年に完全子会社化した。産業機器向けに圧力センサー、スイッチ、トルクセンサー、エンコーダーなどを展開しており、ポリゴンミラーの外販市場では世界トップクラスのシェアを持つという。
同社が事業を展開する半導体製造装置や協働ロボットなどの市場は、中長期的な成長が期待される一方、急激な技術革新やグローバルな競争激化が進んでいる。
こうした市場環境の変化を踏まえ、ニデックでは、ニデックコンポーネンツの持つ技術力と顧客基盤を最大限生かし、さらなる成長を実現するための施策として、外部パートナーの下で独立した成長戦略を推進することも含めて検討してきたという。
「その結果として、グローバルな知見/ネットワークおよび豊富な経営資源を有する投資会社であるカーライルへニデックコンポーネンツを譲渡することが、同社のさらなる企業価値向上につながるとともに、当社にとっても重点成長領域への経営資源集中および事業ポートフォリオ改革を大きく前進させる最善の選択であるとの結論に至った」(ニュースリリースより抜粋)
ニデックは2026年5月に発表した経営改革指針「“Re-Definition”ニデック経営改革5カ年プラン」(対象期間2026〜2030年度)に基づき、経営体制の再構築と高収益構造への転換に向けた事業ポートフォリオ改革を推進している。
カーライルでは2026年3月に、オムロンの祖業でもある電子部品事業を取得することを発表されている。
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