ホンダが世界初の「5スター」を獲得、FIAの交通安全評価指標の新評価体系で:安全システム
ホンダは、FIAが定める企業や団体の交通安全への取り組みの評価指標「FIA Road Safety Index」において、世界初となる最高ランクの「5スター」を獲得したと発表した。
ホンダは2026年9月8日、FIA(国際自動車連盟)が定める企業や団体の交通安全への取り組みの評価指標「FIA Road Safety Index」において、世界初となる最高ランクの「5スター」を獲得したと発表した。
「FIA Road Safety Index」の授賞式。FIA 自動車モビリティ・サステナビリティ・ツーリズム担当事務総長のウィレム・グルーネワルド氏(左)とホンダ 安全運転普及本部事務局長の小嶋幹人氏[クリックで拡大] 出所:ホンダ
FIA Road Safety Indexは、企業や団体の事業活動が交通安全に与える影響を可視化し、評価する指標である。各企業や団体の交通安全目標の設定や経営トップの関与(コミットメント)、バリューチェーン全体における交通事故死傷者数(フットプリント)を推計/把握するプロセスなどを基に、交通安全への取り組みを総合的に判断、評価するとともに、組織全体に安全文化を浸透させ、その継続的な改善につなげることを目的としている。
また、同指標は、原材料調達から製品の開発/製造、顧客に製品を届けるまでの自社の企業活動を対象とする「サプライチェーン評価」と、製品やサービスを対象とする「製品・サービスの安全関連評価」の2つの領域で構成されている。今回の5スター認定は、後者の「製品・サービスの安全関連評価」におけるものだ。
ホンダは2025年2月、日本での取り組みを対象に、FIA Road Safety Indexの当時の最高ランクであった3スターを自動車業界で初めて獲得した。その後、同指標の評価項目が拡充され、従来の「コミットメント」「フットプリント」に、「計画(プランニング)」「安全パフォーマンスのモニタリング」「安全文化マネジメントおよびサプライチェーン/製品・サービスの対象範囲」を加えた全5項目からなる評価体系が完成し、最高ランクが5スターへと拡大された。
この評価体系の完成を受け、ホンダは今回の評価対象地域を、二輪車および四輪車それぞれでグローバル販売台数の90%以上をカバーする世界17カ国に拡大し、総合的な審査を受けた。その結果、拡充された評価項目を含む、安全の取り組みへのPDCAプロセス全体が高く評価され、最高ランクとなる5スターの認定に至ったという。
ホンダが高く評価された取り組みは以下の通りだ。
- 経営トップの関与の下、中長期戦略に基づき安全への取り組みを推進している点
- グローバルで交通事故死傷者数をフットプリントとして推計/把握している点
- 安全目標に向けた進捗を、サステナビリティガバナンスの一環としてグローバルの安全会議でモニタリングしている点
- 先進安全技術のグローバル展開と、組織的な安全文化の醸成を推進している点
- 交通安全に関する情報開示を積極的に実施している点
なお、ホンダによるFIA Road Safety Indexの5スター獲得の発表と授賞式は、2026年9月6日に決勝レースが開催されたFIAフォーミュラ・ワン世界選手権のイタリアグランプリの会場であるモンツァ・サーキットで行われた。
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