日立建機の新社名「LANDCROS」を世界に発信、大谷選手がブランドアンバサダー就任:製造マネジメントニュース
日立建機は、2027年4月1日付で予定している「ランドクロス株式会社」への社名変更に向けた、「LANDCROS」のグローバル・ブランドアンバサダーに大谷翔平選手が就任したことを発表した。
日立建機は2026年8月4日、東京都内で会見を開き、2027年4月1日付で予定している「ランドクロス株式会社」への社名変更に向けた、「LANDCROS」のグローバル・ブランドアンバサダーに大谷翔平選手が就任したことを発表した。2022年3月に再参入を果たした米州市場を中心に事業を拡大し、2030年に建機業界で世界トップ3に入るという目標を達成するため、新ブランドであるLANDCROSへの移行を成功させたい考えだ。
日立建機は1965年、日立製作所における建設機械の開発と販売を一体化する形で創業した。同年には純国産技術による日本初の油圧ショベルを発売している。その後事業拡大を続け、ホイールローダや道路機械、鉱山機械などを展開するとともに、部品/サービス、再生(部品/本体)、レンタル、中古車などから成るバリューチェーン事業も手掛けるようになっている。2025年度(2026年3月期)の売上高は1兆4055億円、調整後営業利益は1330億円で、海外売上比率は84%に達する。2026年3月末時点での従業員数は2万5288人、連結子会社数81社で、同社製建設機械の世界での稼働台数は約41万台に上るという。
日立建機 執行役社長兼COOの先崎正文氏は「日立建機は創業以来、長年にわたって顧客や社会に向き合って課題を解決し、高品質なサービスを提供し、信頼されてきた。そして次の100年に向けて、2027年4月1日にランドクロス株式会社に社名を変更する。新たなコーポレートブランドであるLANDCROSは、ビジョン『豊かな大地、豊かな街を未来へ』のうち豊かな大地を意味するLANDと、私たちが大切にしている『Customer』『Reliable』『Open』『Solutions』の頭文字を組み合わせた。これから私たちは、このLANDCROSという新たなブランドの下、オープンなパートナーシップを通じて、顧客や社会からの要請にスピーディーかつ柔軟に応えることでより高い信頼を獲得し、企業価値のさらなる向上に取り組んでいきたい」と語る。
新ブランドのLANDCROSの下で目指すのは、日立グループが建機事業をスタートさせてから75年の歴史を継承し続けることに加えて、日本発のモノづくり力、グローバルな販売/サービス力、そしてさまざまなパートナーとのオープンな協創力といった強みさらに進化させることだ。先崎氏は「新しいブランドを掲げる以上、私たちには成し遂げたい目標がある。それが、2030年に業界トップ3に入るという大きな挑戦だ」と強調する。
この目標達成に向けた成長ドライバーとなるのが、北米事業、中南米事業、マイニング事業、部品・サービス事業の4つである。各事業の2031年3月期の売上高目標は、北米事業が2026年3月期比で2.6倍の6000億円、中南米事業が同3.9倍の1500億円、マイニング事業が同1.6倍の7000億円、部品・サービス事業が同1.5倍の5000億円。これらの中でも特に大きな成長を期待されているのが、北米事業と中南米事業から成る米州事業だ。
今回、大谷選手がグローバル・ブランドアンバサダーに就任した背景には、この米州事業の成長に向けて新ブランドとなるLANDCROSのブランド力を大きく高めていくという狙いがある。「当社は2022年3月に第2の創業として米州事業に再参入した。そして、米国という新たな大地で二刀流という誰もやったことのないことに挑戦している大谷選手に共感していた。また、われわれの拠点の一つであるアリゾナは大谷選手のキャンプ地であり、そういった接点から親近感もあった。われわれの挑戦する姿、そして大谷選手が挑戦している姿がマッチしており、2027年4月の社名とブランド変更に合わせてグローバル・ブランドアンバサダーの契約を結びたいと考えた。そして実際に契約を結ぶことができて大変光栄に思っている」(先崎氏)という。
また、社内向けのインナーブランディングとして、日立建機の社員1000人以上が参加して、大谷選手のビジュアルを利用したモザイクアートを制作するプロジェクトも明らかにした。
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