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日産が2年ぶり四半期最終黒字、2026年度通期予想は販売台数減も連結業績は維持製造マネジメントニュース(2/2 ページ)

日産自動車が2026年度第1四半期の連結業績と経営再建計画「Re:Nissan」の進捗状況について説明した。

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中国市場全体が大幅に減速、エスピノーサ氏「NEVへの移行が加速している」

日産自動車のイヴァン・エスピノーサ氏
日産自動車のイヴァン・エスピノーサ氏 出所:日産自動車

 同社 代表執行役社長兼CEOのイヴァン・エスピノーサ氏は「中国の需要は、2026年上期(1〜6月)市場全体で前年比22%減となるなど当初予想より大幅に減速している。その中で、当社は同15%減に抑えておりシェアは向上している。これは、中東情勢の影響による燃料の高騰でNEV(新エネルギー車)への移行が加速しているためだ」と説明する。

 2026年度第2四半期以降は、米国市場において主力SUV「ローグ」に第3世代「e-POWER」を搭載した「ローグ e-POWER」の投入を控えている。「北米市場がHEV(ハイブリッド車)にシフトする中で、これまで当社の北米向けラインアップにHEVがなかった。ローグ e-POWERは事前の評価も高く、米国のHEV市場を取り込んでいけると期待している」(エスピノーサ氏)。中国市場は、市場全体の減少とNEVへの移行が急速に進んでいるため、好評を得ている「N6」「N7」「NX8」「フロンティアプロ」などのNEVへの注力を継続し、2027年の成長に向けた基盤にしたい考えだ。

中国市場と中東市場がマイナス要因に
中国市場と中東市場がマイナス要因に[クリックで拡大] 出所:日産自動車
2026年度第2四半期以降も新型車投入で勢いを拡大する
2026年度第2四半期以降も新型車投入で勢いを拡大する[クリックで拡大] 出所:日産自動車

「Re:Nissan」では労務費単価20%改善の目標を前倒しで達成

 Re:Nissanについては、2026年度第1四半期もコスト削減を継続し、固定費と変動費の合計で600億円のコスト改善効果が得られたとする。また、2026年度通期での達成を目指していた労務費単価(時間当たりのエンジニアリングコスト)を20%改善する目標を前倒しで達成したという。今回の600億円を含めて、Re:Nissanのコスト改善総額は目標とする5000億円に対して3150億円まで積み上がった。

「Re:Nissan」のコスト改善効果
「Re:Nissan」のコスト改善効果[クリックで拡大] 出所:日産自動車

 販売施策では米国と日本で成果が出始めている。米国は「米国生産・米国販売」戦略が着実な成果を上げており、2026年度第1四半期の小売販売台数は前年同期比9.6%増となった。中でも大型SUV「パスファインダー」は同32%増で、四半期ベースで過去最高の販売台数を記録した。この他、ピックアップトラック「フロンティア」が同32%増、ローグが39%増、「インフィニティQX80」が19%増となっている。

米国市場での着実な成果と日本市場における回復の兆し
米国市場での着実な成果と日本市場における回復の兆し[クリックで拡大] 出所:日産自動車

 長らく低迷していた日本市場も、2026年度第1四半期の小売販売台数が前年同期比1.3%増と増加に転じた。軽自動車「ルークス」が同52%と大きく伸びたことが要因となっている。また、2026年度に入ってから投入している新型車も、小型SUV「キックス」が1万1000台超、フラグシップミニバン「エルグランド」が8000台超の受注となるなど好調だ。

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