日産が2年ぶり四半期最終黒字、2026年度通期予想は販売台数減も連結業績は維持:製造マネジメントニュース(1/2 ページ)
日産自動車が2026年度第1四半期の連結業績と経営再建計画「Re:Nissan」の進捗状況について説明した。
日産自動車は2026年8月3日、同社本社(横浜市西区)とオンラインで会見を開き、2026年度(2027年3月期)第1四半期(4〜6月期)の連結業績と経営再建計画「Re:Nissan」の進捗状況について説明した。
2026年度第1四半期のグローバルの小売販売台数は前年同期比0.9%減の70万1000台となった。北米市場が同4.2%増の32万8000台、中国市場が同7.2%増の13万台と好調で、日本市場も1.3%増の8万8000台と前年同期比ベースで増加に転じた。その一方、欧州市場が同14.6%減の6万4000台、その他市場が同16.8%減の9万1000台となり、好調な市場の伸びを打ち消す結果となった。なお、その他市場に含まれる中東は米国とイランの紛争の影響で供給に制約があるものの需要は堅調だという。代替物流ルートの構築により第2四半期以降の供給改善を目指す。
売上高は同9.5%増の2兆9642億円、営業利益は同1570億円改善の779億円、経常利益は同1583億円改善の491億円、当期純利益は同1195億円改善の38億円となった。当期純損益での黒字は2024年度第1四半期以来2年ぶりのこととなる。
前年同期からの営業利益改善には、円安による為替差益と車両販売における価格改定、Re:Nissanによるモノづくりコストの削減、米国関税の還付金などが大きく寄与している。
2026年度通期見通しにおけるグローバル小売販売台数は、2026年5月の前回予想から15万台引き下げて315万台とした。最大の要因は中国市場で、同13万台減の58万台となっている。また、中東の影響が大きいその他市場も同2万台減の48万台としている。
販売台数が減少するものの、2026年度通期の連結業績見通しについては売上高13兆円、営業利益2000億円、当期純利益200億円という前回予想を据え置いた。営業利益については、原材料の高騰、中東影響が減少要因となるものの、為替差益と、第1四半期に計上した米国関税の還付金などの増加要因で相殺できると想定している。
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