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日産、2026年度は6つの生産拠点の統廃合やさらなる新型モデルの市場投入を目指す製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

日産自動車は、発表から約1年が経過した経営再建計画「Re:Nissan」の進捗状況について説明した。2026年度(2027年3月期)は、閉鎖を決定した7つの車両生産拠点の内、6つの拠点の統廃合を予定している。2025年度(2026年3月期)下期から将来の成長に向けた活動に軸を移しており、2026年度は新型モデルの市場投入をさらに拡大していく。

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 日産自動車(以下、日産)は2026年5月13日、横浜市内とオンラインで記者会見を開き、発表から約1年が経過した経営再建計画「Re:Nissan」の進捗状況について説明した。

2025年度のRe:Nissanにおける効果とは


日産のイヴァン・エスピノーサ氏

 日産が経営再建計画Re:Nissanに取り組み始めてから約1年が経過した。同社は「コスト削減」「市場・商品戦略の再定義」「パートナーシップの強化」の3つの観点を軸に会社の立て直しを進めてきた。日産 代表執行役社長兼CEOのイヴァン・エスピノーサ氏は、「コスト改善に集中し、固定費の削減や効率化、財務規律の徹底を目指し対策を取ってきた。本活動が根付いていく中、今後の成長に向けた次の段階に軸を移している。その一環として市場へのアプローチの見直しやより需要に合った商品計画、重点市場における新型車の投入、モデルの刷新の加速化を進めている」と強調する。

Re:Nissanの3つの軸
Re:Nissanの3つの軸[クリックして拡大] 出所:日産

 コスト削減活動の重要セクターである原価低減の取り組みについて、日産は固定費と変動費を合わせて5000億円を削減するという目標を掲げている。固定費削減の効果は年々増大しており、既に2000億円の削減を達成している。

 生産体制についても見直しをかけ、日産はグローバルの生産能力を100万台削減することを目指している。国内外に存在する生産拠点を17から10に減らすことを決定し、Re:Nissanを発表してから最初の10カ月間で、7つの車両生産拠点の閉鎖を発表した。エスピノーサ氏は「2026年度(2027年3月期)の途中には7つの拠点の内、6つの拠点の統廃合を完了する予定である」と語る。

閉鎖を発表した7つの車両生産拠点について
閉鎖を発表した7つの車両生産拠点について[クリックして拡大] 出所:日産

 日産は研究開発における開発の効率化にも焦点を当て、平均の労務費単価を20%改善するという目標を設定し、Re:Nissanを発表してから最初の10カ月間で18%の改善を達成した。変動費については、5000件を超える改善案を洗い出しており、想定改善効果は2700億円を見込んでいる。「人員体制と経費に関わる取り組みも順調に進んでおり、機能部門/地域全体で販管費の管理を厳格化している。2026年度も引き続きコスト管理の徹底やリソースの有効活用を推進していく」(エスピノーサ氏)。

コスト削減活動の実績とこれからの予定
コスト削減活動の実績とこれからの予定[クリックして拡大] 出所:日産

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