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日産、復活なるか 通期業績は5331億円の赤字も2026年度は200億円の黒字見込みへ製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

日産自動車は、2025年度(2026年3月期)の通期決算および第4四半期決算内容と、2026年度(2027年3月期)の業績見通しを発表した。2025年度の通期業績は5331億円の赤字となるも、2026年度の業績見通しでは200億円の黒字達成を見込んでいる。

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 日産自動車(以下、日産)は2026年5月13日、横浜市内とオンラインで記者会見を開き、2025年度(2026年3月期)の通期決算および第4四半期決算内容と、2026年度(2027年3月期)の業績見通しを発表した。

営業利益は2025年通期で580億円の黒字達成、通期業績は5331億円の赤字に


日産のジョージ・レオンディス氏

 2025年度の連結業績は、売上高が前年同期比6253億円減の12兆79億円、営業利益が同118億円減の580億円、当期純損失が同1378億円増の5331億円となった。自動車事業のキャッシュフローは通期では4808億円の赤字となったが、下期では業績の改善に伴い1120億円の黒字を達成し、回復の兆しを見せている。

 日産 CFOのジョージ・レオンディス氏は「連結営業利益は当初の想定を上回る580億円の黒字であった。ここには日産のコスト削減活動が大きく寄与している。一方、生産体制の統廃合および減損処理を中心とする一過性の減益要因により、当期純損失が5331億円になった」と分析する。

 資本配分は日産社内で優先順位付けを行い、設備投資が前年同期比13.5%減の4992億円、研究開発費が同9.1%減の5625億円となったが、研究開発プロジェクトについては大きな削減は実施していないという。


2025年度の連結業績[クリックして拡大] 出所:日産

 2025年度の通期小売販売台数は前年同期比5.8%減の315万1000台、2025年第4四半期小売販売台数は同5.9%減の89万4000台であった。下期に投入した新型車の販売が好調で、2025年度第4四半期の小売販売台数は、中国が同1.9%減の19万6000台、日本が同3.2%減の12万9000台となり、減少幅が縮小している。「日本ではルークスやリーフといった新型車が新規顧客を獲得している」(レオンディス氏)。

 北米における通期小売販売台数は前年同期比0.9%減の129万1000台と前年度並みだったが、2026年1月〜3月の3カ月間でフリート向けの販売減少の影響を受け、第4四半期小売販売台数は前年同期比6.0%減の34万2000台となった。欧州における通期小売販売台数は同9.7%減の31万7000台、第4四半期の小売販売台数は同11.0%減の10万1000台であった。


2025年度の通期小売販売台数(左)と第4四半期小売販売数(右)[クリックして拡大] 出所:日産

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