日本人の骨格に合わせて設計、上腕骨折用の治療システムを提供開始:医療機器ニュース
日本ストライカーは、上腕骨骨折治療用の髄内釘システム「T2 Alpha Humerus」を発売した。高齢化に伴う低侵襲治療ニーズに応え、開発段階から日本の医師の知見を設計に反映している。
日本ストライカーは2026年7月1日、上腕骨骨折治療用の髄内釘システム「T2 Alpha Humerus(ティーツーアルファ・ヒューメラス)」を全国の整形外科向けに発売した。高齢化に伴う低侵襲治療へのニーズに対応するため、開発段階から日本の医師が参画し、その知見を設計に反映している。
T2 Alpha Humerusは、国内外で豊富な実績を持つ「T2 Alpha」ネイリングシステムの1つとして開発された。上腕骨近位中央部から髄腔内に挿入するストレートタイプのネイルと、それを固定するスクリューで構成される。皮膚の外から正確な挿入をサポートするターゲットデバイスや、術者が使用する専用器具も刷新した。
設計には、独自の3D骨データベース「SOMA(Stryker Orthopaedics Modeling and Analytics)」を活用。骨密度の解析データや過去の骨折パターンのエビデンスに基づき、固定性を高める設計を取り入れた。症状に応じて固定する位置や角度を選択できる他、ネイル内部にポリマースリーブと呼ばれる特殊素材を採用することで、スクリューの緩みや脱落にも配慮している。
肩から上腕の骨折は、転倒など日常生活の中で発生しやすく、特に高齢者では骨質の低下により軽微な衝撃でも骨折に至ることがある。同製品は、日本人の骨格や体格に基づく臨床データを反映しており、高齢化に伴い増加傾向にある治療ニーズへの貢献を目指す。
同社は、2025年10月に発売したプレート製品「Pangea」シリーズに続いて同製品を投入することで、上腕の骨接合術に対応する製品ポートフォリオを拡充する。
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