廃車由来の3Dプリント部品を鈴鹿8耐の参戦車両に採用:3Dプリンタニュース
名古屋工芸は、自動車のヘッドランプ由来の樹脂廃材を再資源化して製作した3Dプリント部品が、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦するHonda Tochigi Racingの車両に採用されたと発表した。時速300km級のレース環境で、リサイクル材料の可能性を検証する。
名古屋工芸は2026年6月25日、自動車のヘッドランプ由来の樹脂廃材を再資源化して製作した3Dプリント部品が、「2026 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会」(鈴鹿8耐)に参戦するHonda Tochigi Racingの車両に採用されたと発表した。
Honda Tochigi Racingは、本田栃木地区の従業員で構成されるモーターサイクルクラブだ。名古屋工芸は同チームと共同で、車両向けのゼッケンプレートを開発した。裁断した廃材を3Dプリント材料として再資源化し、3Dプリンタによる造形までを一貫して手掛けている。
今回製作したゼッケンプレートは、フロント用とリア用で構成する。ヘッドランプ由来の樹脂廃材を分解、裁断、粉砕し、3Dプリント用のフィラメントとして再資源化した上で造形した。時速300km級のレース環境で使用することで、廃材活用の可能性を検証する。
3Dプリントの造形には、同社が代理店を務めるPRUSA RESEARCH製の3Dプリンタ「Prusa Pro HT90」を使用した。
名古屋工芸は、節句人形工芸品の資材製造などで培った技術を生かし、樹脂廃材を3Dプリント用材料へリサイクルする材料開発や、その材料を活用した造形サービス「MIRROR FARM」を展開している。
同社は、100台を超える3Dプリンタを活用し、試作から量産まで一貫して対応できる体制を整えている。今回の取り組みを通じて、モータースポーツという過酷な環境を舞台に、リサイクル材料の活用可能性を検証する。
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