新型「CX-5」のコックピットは3つのECUを統合、パナソニックオートの「CDC」で:コックピット/車載情報機器(3/3 ページ)
パナソニック オートモーティブシステムズは、マツダの新型「CX-5」に採用された「CDC」について説明。これまで3個のECUを用いていたコックピット系のシステムを1個のECUで統合制御することでコスト削減を実現するとともに、OTAによるアップデートが可能になるなどさまざまな利点が得られたという。
マツダとパナソニックオートは「謙虚、尊敬、信頼を持ち合うパートナー」
会見にはマツダ クルマ開発本部領域長の江角圭太氏が登壇し、新型CX-5の車両コンセプトとCDC開発の背景について紹介した。
3代目となる新型CX-5が、開発方針として掲げたのが「日々の使い勝手に徹底してこだわり、SUVの王道を極める」である。特に、「使い勝手に徹底してこだわる」という方向性が反映されているのがHMI(Human Machine Interface)だ。江角氏は「視線を外さずに安全に操作できる直感的で使いやすいHMIを目指した。優れた視界視認性、理想的なドライビングポジションと併せて、運転に集中できるコックピットを設計した。CDCを中核とするコックピットの各デバイスのシームレスな連携により、ドライバーは運転に集中できる一体感のあるコックピットを実現できた」と述べる。
また、CDCにはGoogleの機能がビルトインされており、Unityを用いた直感的な3Dグラフィックス表示も大きな特徴になっている。「パナソニック オートモーティブシステムズとマツダはHMIの開発で10年以上の共創の歴史がある。従来の自動車メーカーとサプライヤーという関係を超えて、ともに顧客価値から考え、システムを開発する謙虚、尊敬、信頼を持ち合うパートナーだ。グローバル競争力のあるSDVの基盤をともに進化させていきたい」(江角氏)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新型「CX-5」はSUVの王道を極める、SDV化も進みアップデートでGeminiも利用可能
マツダは、新型クロスオーバーSUV「CX-5」の国内向け販売を開始する。「人馬一体の走り」と「魂動デザイン」をさらに磨き上げ、後席と荷室の拡大による居住性や使い勝手の向上に加え、Googleのサービスを利用できるインフォテインメントシステムの採用などで快適性を大幅に高めたことを特徴としている。
「マツダの本気」が日本製鉄を動かした、鋼板調達の新モデル
マツダは、日本製鉄との共創で取り組んだ調達の革新により、新型「CX-5」における鋼材重量とコストの削減を実現した。本稿では、「ITmedia Virtual EXPO 2026 冬」において、「マツダが挑むサプライチェーン構造変革」と題して行われた講演の一部を紹介する。
SDVのトップを快走するパナソニックオート、オープンソース活動が原動力に
自動車産業でSDVを推進するキーパーソンのインタビューを掲載していく本連載。第5回は、国内大手ティア1サプライヤーであるとともに、SDVに関する先進的な取り組みで知られるパナソニック オートモーティブシステムズの水山正重氏に話を聞いた。
パナソニックオートのIn-Vehicle Infotainmentがトヨタの新型「RAV4」に採用
パナソニック オートモーティブシステムズの「In-Vehicle Infotainment」が、トヨタの新型「RAV4」に採用された。同製品は、日本以外の170カ国以上に展開される予定だ。
パナソニックオートモーティブシステムズは「モビテラ」へ、モビリティUXにも注力
パナソニックオートモーティブシステムズが2027年4月1日付で社名を変更することを発表。新社名は「モビテラ株式会社」で、英文表記は「Mobitera Inc.」となる。また、足元の経営概況とコア事業の一つである「モビリティUX」の詳細についても説明した。
統合ECUのセキュリティも守る、パナソニックASの「VERZEUSE」がSDVに対応
パナソニック オートモーティブシステムズ(パナソニックAS)が自動車サイバーセキュリティ分野のソリューション「VERZEUSE」の機能拡張を発表。自動車の機能がソフトウェアによって定義されるSDVへの移行に対応することが狙い。



