ニュース
目が不自由な人の歩行をAIが音声で支援、歩行補助デバイス開発へ:医療機器ニュース
サフラテクノは、AI画像認識技術で障害物を検知する歩行支援デバイスの試作機を開発している。独自の電力最適化技術により、6時間以上の連続駆動と軽量設計の両立を目指す。
サフラテクノは2026年6月16日、AI(人工知能)画像認識技術を用いて周囲の障害物を検知し、視覚に頼らない移動をサポートする歩行支援デバイスの開発に着手したと発表した。6時間以上の連続駆動と軽量設計を両立し、視覚障がい者の安全な歩行を支援する。
開発中の歩行支援デバイスは、高度な画像認識アルゴリズムが歩行ルート上の障害物を瞬時に判別し、利用者に音声でリアルタイムに通知する。NTTイノベーティブデバイスが製造する省電力AI向けのLSI(大規模集積回路)を採用。独自の電力最適化技術と連携することで、6時間以上の長時間駆動を可能にし、外出先の電池切れへの不安を解消する。
現在はモックアップを用いた検証段階にあり、今後は当事者や支援団体との共同で、実際の歩行環境で実証実験を進める計画だ。同実証のフィードバックを基に、UI/UX(ユーザーインタフェース/ユーザーエクスペリエンス)を最適化し、より聞き取りやすく疲労感の少ない音声インタフェースを開発する。また、量産化に向けたパートナーシップを構築する。
AIを搭載した先進的な支援デバイスは、高度な演算処理に伴う多大な電力消費が原因となり、駆動時間の短さが実用化の障壁となっていた。同社は災害時避難や長距離移動でも信頼できる持続性に着目。さらに、長時間の着用でも首や体への負担を軽減する筐体の開発も進めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AIが下半身の動きをサポート 韓国発のウェアラブルロボット「WIM S」が日本に上陸
グロービズは人の歩行動作にリアルタイムで追従し、下半身の動きをサポートする韓国発のウェアラブルロボット「WIM S」の体験会を開催し、同ロボットの機能やユースケースについて説明した。
「歩くトレーニング」をロボットが支援、パナソニックが新サービス開始
パナソニックは2021年4月27日、歩行に不安を抱える人向けのトレーニングを支援する歩行トレーニングのロボットの量産モデルを開発し同ロボットによる「歩行トレーニング支援サービス」を開始することを発表した。
“着る”歩行支援ロボットを2021年夏に発売へ、人の動作を見極めて正しく支援
人に優しいウェアラブルロボットの開発を推進する信州大学発のベンチャー企業であるAssistMotion(以下、アシストモーション)は2020年10月28日、ビジネスインキュベーターのケイエスピー(KSP)とセキュリティのラックから出資を受け、“着る”歩行支援ロボット「curara(クララ)」を2021年夏に製品化すると発表した。
初期費用の安さがウリ、東京理科大発ベンチャーの「マッスルスーツ」
イノフィスは、「第1回 工場設備・備品展」(2019年2月6〜8日、東京都江東区・東京ビッグサイト)で、動作補助設備「マッスルスーツ」を展示した。イノフィスは2013年に設立された東京理科大学発のベンチャー企業で、現在は介護福祉用途での動作補助器具『マッスルスーツ』を開発、販売している。
リハビリのためのモジュール型ウェアラブル歩行支援機器
京都大学は、歩行に障害を抱える人々のリハビリ向けに、長下肢装具に取り付けるだけで歩行支援ロボットとして使える「モジュール型wearable歩行支援機器」を発表した。


