インドで射出成形機の新工場が稼働、5年後に年産360台へ:工場ニュース
日精樹脂工業がインドのサナンド工業団地内に建設した射出成形機の新工場が、2026年4月1日に稼働開始した。これにより、同社はグローバル生産体制を強化し、高い成長が期待されるインド市場での事業基盤を確立する。
日精樹脂工業は2026年6月12日、インドのグジャラート州(アーメダバード市)のサナンド工業団地内に建設した、射出成形機の新工場「Nissei Plastic(India)」が同年4月1日に稼働を開始したと発表した。新工場の稼働により、グローバル生産体制を強化し、今後高い成長が期待されるインド市場での事業基盤を確立する。
新工場は敷地面積が3万5000m2、建屋延べ床面積が約1万1836m2で、総投資額は約15億円に達する見込みだ。同工場では電気式射出成形機を生産し、5年後には年産360台規模へと生産力を拡大する計画だ。
プラスチック成形産業が成長しているインドでは、生活必需品から自動車、医療、包装分野まで射出成形品の需要が急増している。また、同国はBOP(低所得層)を含めた広い需要が存在する有望な市場であり、アフリカや西アジアへの展開を視野に入れた拠点としても重要な役割を担う。
同社はインドをアジアにおける重要拠点とし、現地生産によるリードタイム短縮やコスト競争力の向上を図りつつ、将来的には周辺諸国にも広く輸出する計画だ。
また、新工場は生産拠点であるほか、技術の展開や人材育成の場としての機能も持つ。同社は日本で蓄積してきた射出成形技術や品質基準、金型保全のノウハウを現地へ移植するとともに、技術者育成プログラムも導入する。
さらに、小型成形機のリースやシェアリング、シェア型成形センターなどの仕組みを構築し、小規模事業者や新規参入企業が製造業に参画しやすい環境を整え、地域産業の底上げと持続的成長に貢献する。
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