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技能継承は3社に2社が苦戦 ものづくり白書が示す製造業の人材危機:ものづくり白書2026を読み解く(4)(3/3 ページ)
日本のモノづくりの現状を示す「2026年版ものづくり白書」が2026年5月29日に公開された。本連載では「2026年版ものづくり白書」の内容から製造業のDXや競争力などに関するポイントを抜粋して紹介する。今回は、多くの製造業の課題となっている人材確保と技能継承についての内容をまとめた。
大企業は技能継承を進めるためにAIを積極活用
これらの技能継承を進めるために期待されているのがデジタル技術だ。技能継承の円滑化を進める上で活用しているデジタル技術としては、「デジタル手順書/電子マニュアル」「動画によるマニュアル作成/共有」とした回答の割合が高かった。
また、従業員300人以上の企業に絞った場合「AI(人工知能:画像・言語認識技術、生成AI含む)」の回答比率が65.6%と非常に高い結果となっている。
技能継承の円滑化にデジタル技術を活用する効果は「継承すべき技術の見える化/標準化」が合計77.8%の回答比率となり、最も多かった。次いで「教育にかかる時間の短縮」(55.4%)、「画像/データなどの活用により場所や時間の制約なく技能継承が可能」(49.1%)などの回答が続いている。
ただ、デジタル技術の活用は進んでいるものの「技能継承にデジタル技術を用いている企業」の比率は21.7%にとどまっている。今後はさらに、使いやすいソリューションが広がることで、活用の裾野を広げることが求められている。
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