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Stratasys、Markforgedを4250万米ドルで買収へ3Dプリンタニュース

Stratasysは、連続炭素繊維技術に強みを持つMarkforgedを4250万米ドルの全額現金で買収することで最終合意したと発表した。航空宇宙/防衛向けのアディティブマニュファクチャリング事業を強化するとともに、ソフトウェアや材料ポートフォリオを拡充し、量産用途への展開を加速する。

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 Stratasys(ストラタシス)は2026年5月27日(米国時間)、連続炭素繊維(Continuous Carbon Fiber)技術に強みを持つMarkforged(マークフォージド)を4250万米ドルの全額現金で買収することで最終合意したと発表した。航空宇宙/防衛分野を中心にアディティブマニュファクチャリング(以下、AM)事業を強化する狙いだ。取引は規制当局の承認などを経て、2026年後半に完了する見込みだ。

 Nano Dimension(ナノ・ディメンション)の完全子会社であるマークフォージドは、エンドツーエンドの熱溶解積層(FFF)ソリューションを提供する企業である。ハードウェア、自社開発材料、ソフトウェアを統合したプラットフォーム「The Digital Forge」を展開しており、シミュレーションや部品管理、自動プリント最適化などの機能を備える。特に、連続炭素繊維技術を活用した高強度かつ軽量な部品製造を強みとしており、航空宇宙、防衛、自動車、食品/飲料などの産業向けに製品を提供している。

 今回の買収により、ストラタシスは流通チャネルを拡大するとともに、これらの産業での事業基盤を強化し、市場開拓を加速する。マークフォージドの製品と技術が加わることで、サプライチェーンのレジリエンスや製造の俊敏性が求められる中、軽量かつ高強度で量産に対応可能な部品への需要増加に対応する。

 特に、マークフォージドの連続炭素繊維技術は、高強度かつ軽量な部品の製造を可能にするもので、航空宇宙/防衛分野における治工具や固定具、地上支援機材、一部の生産部品などへの活用が期待されている。ストラタシスは今回の買収によって、規制要件や性能要求の厳しい産業分野における提案力を高める考えだ。

 また、マークフォージドのソフトウェア技術も取り込む。製造ワークフローやリモートプリンティングに対応するソフトウェア群に加え、シミュレーションや検査機能などを獲得することで、デジタルマニュファクチャリングへの取り組みを加速させる。

 材料面では、高性能ポリマーおよび金属フィラメントのラインアップ拡充も見込まれる。ストラタシスの既存製品や技術と組み合わせることで、航空宇宙/防衛、自動車、食品/飲料など幅広い分野向けのソリューションを拡充する。

 同発表に関し、ストラタシス 最高経営責任者(CEO)のヨアブ・ザイーフ氏は、「AMが要求水準の高い生産用途で従来の製造技術に取って代わり続ける中、今回の買収は防衛や航空宇宙といった重要分野における顧客ニーズへの対応力をさらに高めるものだ」とコメントした。

 さらに、両社のパートナーおよび販売代理店ネットワークを統合することで、ストラタシスは販売網を拡大する。クロスセル機会の創出に加え、顧客に提供する製品やサービスの選択肢を広げる考えだ。

 なお、マークフォージドは2025年に約7000万米ドルの売上高を計上しているが、この中にはナノ・ディメンションが引き続き保有するメタルバインダージェッティング製品ラインの売り上げも含まれる。

 ストラタシスは買収完了後1年以内に売上総利益率の改善やコストシナジーの創出を見込んでいる。また、調整後EBITDAにもプラスの効果があるとしており、取引完了後に業績見通しを更新する予定だ。

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