ニュース
ダイキンがタイに空調機器向け組み込みソフト開発の合弁会社を設立:組み込み開発ニュース
ダイキン工業は、タイの現地法人を通じてネクスティ エレクトロニクスと共同で合弁会社を設立した。空調機向けの組み込みソフトウェア開発を担い、リードタイムの短縮とコスト最適化を図る。
ダイキン工業は2026年5月20日、タイの現地法人DAIKIN INDUSTRIES(THAILAND)(以下、DIT)が、TOYOTA TSUSHO NEXTY ELECTRONICS(THAILAND)(以下、NETH)と共同で、空調システム向け組み込みソフトウェアを開発する合弁会社「DAIKIN TOYOTA TSUSHO ELECTRONICS(THAILAND)」を同年4月に設立したと発表した。
同合弁会社は、DITが開発と生産を手掛ける空調機向けに、各種機能の制御や動作を担う組み込みソフトウェアの開発を専門に行う。資本金は4000万タイバーツ(約1億9500万円)で、出資比率はDITが51%、NETHが49%。空調システムにおけるソフトウェア開発のリードタイム短縮と、コストの最適化を推進し、将来的な開発基盤の強化を目指す。
業務の開始にあたっては、まずDIT向けの組み込みソフトウェア委託開発から着手する。将来的には、ASEAN各国をはじめとするダイキングループの空調開発拠点のソフトウェア開発ニーズにも対応できる体制へと拡大する予定だ。
NETHは、約20年にわたり車載組み込みソフトウェアの開発を行ってきた実績を持つ。DITが進める空調ソフトウェアの構造は、車載分野で培われた最先端の設計思想との親和性が高く、両社の技術を融合させることで高い相乗効果を発揮し、開発体制の強化を図る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ダイキン工業と野村不動産、使用済み空調機を分解し再資源化する実証開始
野村不動産とダイキン工業は、ビルの解体や改修時に発生する使用済み空調機を回収し、部品ごとに分解、再資源化する実証実験を開始した。手作業による精密な分別を行うことで資源循環を推進する。
ダイキンとサントリーが異業種タッグ、往復輸送拡大で年間250台トラック削減へ
ダイキン工業とサントリーホールディングスは、ダブル連結トラックを活用した関東〜関西間の共同往復輸送を開始する。中継地点でのドライバー交代で長時間労働を改善し、トラック運行台数の削減を図る。
ダイキン工業がデータセンター空調の開発強化へ1億6300万ドル投資、米に新設備
ダイキン工業の米国子会社Daikin Applied Americasは、データセンター向け空調技術の開発強化を目指し、1億6300万ドルを投じて開発試験設備を建設する。ハイパースケール環境に対応した冷却技術の開発を加速させる。
最新GPUの性能を手軽に試して、自動車業界向けに提供開始
ネクスティ エレクトロニクスとジーデップ・アドバンスは自動車などモビリティ業界向けにAI開発でNVIDIAの最新GPUを試せるPoC環境提供サービス「GPU Advanced Test drive」の展開を開始すると発表した。
ネクスティが販売パートナーになったQNX、マイコンレベルのプロセッサもカバー
ブラックベリーは、国内半導体商社のネクスティ エレクトロニクスとの間で、車載分野を中心に組み込みソフトウェアを展開するBlackBerry QNXのVAIプログラムを締結したと発表した。
自動運転ソフトウェア開発を促進する、ROSノードサンプルをGitHubで公開
ネクスティ エレクトロニクスは、自動運転基本ソフトウェア「Autoware」と接続可能な「MATLAB/Simulink」のROSノードサンプルを埼玉大学と共同開発した。オープンソースとして、ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」で公開した。
