ダイキンとサントリーが異業種タッグ、往復輸送拡大で年間250台トラック削減へ:サプライチェーン改革
ダイキン工業とサントリーホールディングスは、ダブル連結トラックを活用した関東〜関西間の共同往復輸送を開始する。中継地点でのドライバー交代で長時間労働を改善し、トラック運行台数の削減を図る。
ダイキン工業とサントリーホールディングスは2026年5月21日、10トントラック2台分の貨物を1人のドライバーで運べる「ダブル連結トラック」を活用し、関東圏と関西圏を結ぶ新たな往復輸送を同月25日より開始すると発表した。
今回の新ルートでは、往路となる群馬県〜京都府間でサントリーグループの酒類/清涼飲料製品を輸送し、復路となる大阪府〜神奈川県間でダイキン工業の空調製品を輸送する。ルートの一部を、鴻池運輸が運行するダブル連結トラックへ切り替える形だ。積載効率の高いダブル連結トラックへ切り替えることで、従来と比較して年間のトラック運行台数を約250台、CO2排出量を約140トン削減する見込みだ。
また、往復ともに静岡県の新東名高速道路 清水PAを中継地点として、ドライバーを交代する仕組みを導入した。これにより、通常であれば最大1泊2日の拘束となる長距離輸送の負担を軽減し、長時間労働の改善を図る。
両社はこれまでも、物流業界の課題解決に向けて共同輸送の取り組みを進めてきた。2024年7月からは、サントリーグループの山梨県〜京都府間と、ダイキン工業の滋賀県〜神奈川県間で、飲料製品と空調製品の往復輸送を実施しており、今回の取り組みはこれまでの実績を新たなルートへと拡大するものである。
物流業界では、トラックドライバーの時間外労働の上限規制に起因する「物流2024年問題」や慢性的な人手不足を背景に、業務の効率化や省人化が急務となっている。両社は今後も先端技術の活用や企業間の連携を進めていくとしている。
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