日産とレッドハットが共同で次世代のSDVプラットフォームを開発:車載ソフトウェア
レッドハットは、日産自動車と共同で、次世代のSDVプラットフォームの構築に向けた取り組みを発表した。
レッドハットは2026年5月11日、日産自動車(日産)と共同で、次世代のSDV(ソフトウェアデファインドビークル)プラットフォームの構築に向けた取り組みを発表した。
同取り組みでは、「Red Hat In-Vehicle Operating System」の評価を進める。日産の「スケーラブル・オープン・ソフトウェア・プラットフォーム(SW PF)」向けに、標準化された拡張性の高いLinux基盤を提供する。
レッドハットは、Linuxプラットフォームの構築/運用におけるノウハウを生かし、長期使用に耐える堅牢(けんろう)なOS基盤を提供する。オープンソースを基盤とすることで、自動車メーカーは世界中のイノベーションエコシステムに直ちにアクセスできる。加えて、アプリケーション開発をハードウェアから切り離すことで、スマートフォンのように迅速な車両機能のアップデートが可能になる。
「Red Hat Enterprise Linux」の高い信頼性とセキュリティをベースにした「Red Hat In-Vehicle Operating System」は、AI(人工知能)を車両の中核要素として組み込む基盤を担う。これにより、自動車メーカーは従来の分断された開発体制から抜け出し、AIを前提としたアーキテクチャへシフトできる。また、AI活用により検証プロセスの効率化や開発者の生産性改善も期待できる。
今回の取り組みでは、レッドハットのエンジニアリング人材を日産の開発プロセスに直接関与させる「統合開発モデル」を採用している。これにより、これまでのシステム統合作業に伴う煩雑さを低減し、両社で統一されたプラットフォームを共同開発できるようになる。
近年、自動車業界では、これまでのハードウェア依存型システムからクラウドネイティブなアーキテクチャへの移行が進んでおり、車両のライフサイクル全体にわたる技術進化を支えるOSが求められている。
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