作業時間を90%削減 専門知識不要でガラス/鏡の図面を自動生成するツール公開:メカ設計ニュース
OOKABE GLASSは、Webブラウザ上で数値を入力するだけで、ガラス/鏡の加工図面を自動生成できる「ガラス鏡専用 図面作成ツール」を公開した。ガラス特有の制約やルールに基づくリアルタイムのエラーチェック機能を有しており、専門知識がない人でも加工図面を直感的に作成できる。
OOKABE GLASSは2026年5月11日、Webブラウザ上で数値を入力するだけで、ガラス/鏡の加工図面を自動生成できる「ガラス鏡専用 図面作成ツール」を公開したと発表した。会員登録不要で、無料で利用できる。
穴あけ、切り込み、角丸めなどの複雑な加工も、専門知識不要でWebブラウザ上から簡単に指定できる。これにより、図面作成時間を90%削減でき、従来平均30分を要していた図面の確認/修正作業を3分で行えるようになるという。
同ツールで作成した図面は、同社のネットオーダーサイト(オーダーガラス板.com/鏡の販売.com)でそのまま見積もり/注文することも可能だ。
「ガラス鏡専用 図面作成ツール」開発の背景
これまで、穴あけなどの加工が必要な製品の注文を受ける際、CADソフトウェアを所有していない顧客に対して、手書き図面を提出してもらったり、電話や電子メールでヒアリングを行い同社側で図面を作成したりしていた。
しかし、これらの方法では顧客との間で認識のズレが発生し、何度も修正のやりとりが生じてしまうという課題があった。
こうした課題を背景に、同社は「Webサイト上で数値を入力するだけで、誰でも簡単に図面を完成させられないか」という発想の下、同ツールの開発に着手した。
同ツールの対応形状は、四角形、円形、三角形、多角形、異形だ。加工については、角加工、切り込み加工、穴あけ加工、角穴加工に対応する。穴あけや切り込みの位置/サイズに関するガラス特有の制約やルールに基づくリアルタイムのエラーチェック機能を有しており、ガラスの専門知識がない人でも製作可能な図面を直感的に作成できる。
同社は今後、さらに複雑な異形形状への対応や、AI(人工知能)を活用した最適なガラス種の提案機能などの開発も視野に入れているという。
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