3Dモデル+2D図面運用の課題解消へ、ラティスが3D図面専用パッケージ第1弾発表:メカ設計ニュース
ラティス・テクノロジーは、3Dデータ活用ソフトウェア「XVL Studio」の3D図面専用パッケージ製品「PMI Navigatorシリーズ」を発表した。その第1弾として、「XVL Studio PMI Navigator Basic」の提供を2026年5月22日に開始する。
ラティス・テクノロジーは2026年4月22日、3Dデータ活用ソフトウェア「XVL Studio」の3D図面専用パッケージ製品「PMI Navigatorシリーズ」を発表した。その第1弾として、「XVL Studio PMI Navigator Basic」の提供を同年5月22日から開始する。
従来の「3Dモデル+2D図面」による運用では、3Dデータを2Dへ書き写すといった本来不要な作業の発生に加え、誤記による3Dと2Dの不整合や、2D図面から「Excel」への再転記など、付加価値を生まない作業が課題となっていた。
これに対し「3D図面(3DA)」による運用では、3Dデータに寸法や幾何公差を直接付与/集約できるため、2Dへの再転記を行うことなく、3Dデータを起点とした一気通貫の運用が可能になる。
XVL Studio PMI Navigator Basicは、3D図面の閲覧や、そこから生成される帳票(3D帳票)の活用など、一気通貫の運用を実現するための機能をパッケージ化した、後工程向けのエントリー製品として位置付けられている。
「XVL Studio PMI Navigator Basic」の特長
XVL Studio PMI Navigator Basicでは「PMIリスト機能」を提供する。寸法や幾何公差などのPMI(製品製造情報)をリスト形式で一覧表示でき、3D図面に含まれる設計情報を抜け漏れなく把握することが可能だ。これにより、製造や品質管理などの後工程における確認作業の確実性と効率を大きく向上できる。
また、3D図面を3Dデータのまま活用できる「3D帳票」に対応し、2D変換を介さない運用を実現する。3Dデータに付与されたPMIを直接参照/確認できるため、転記作業を不要とし、設計情報の正確性と一貫性を維持したまま後工程へ受け渡すことが可能だ。
さらに、PMI Navigator Basicは、設計から製造、品質管理に至るまでのプロセスを3Dデータで一気通貫につなぐことで、部門間の情報共有を円滑にし、現場の業務効率化と品質向上を図れる。また、3D図面を中心とした業務プロセスの定着を支援し、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にも寄与する。
今回の第1弾リリースに続き、2026年秋ごろにはPMI Navigatorシリーズ第2弾の提供も予定しているという。ラティス・テクノロジーはPMI Navigatorシリーズを中核に、3D図面を起点とした業務プロセスの変革を推進する。設計情報の確実な伝達、2D変換レスによる3Dデータ活用の高度化、設計から製造/品質管理までをつなぐ一気通貫のモノづくりの実現を通じ、製造業DXを後押しするとしている。
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