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昭和精工がAI図面管理システムを導入し、不具合削減と品質安定化を実現:メカ設計ニュース
New Innovationsは、AIを活用したクラウド型図面管理システム「図面バンク」を、プレス金型メーカーの昭和精工が導入したと発表した。
New Innovationsは2026年4月1日、同社の製造業向けAI(人工知能)図面管理システム「図面バンク」を、昭和精工が導入したと発表した。
同システムは、膨大な過去図面からAIで類似形状を検索し、図面探索にかかる手間や人件費を4割削減できるとしている(同社調べ)。費用は月額4万8000円(税別)からとなる。
昭和精工では、自動車や食品容器、リチウムイオン電池に使用される金型の設計、製作過程で、過去の図面や類似品情報を参照する機会が多く発生していた。従来の管理方法では、表記揺れによる検索漏れや図面番号の不明、加工情報の分散といった課題があり、必要な情報を探すのに時間と手間を要していた。
同システムの導入により、図面と見積書、技術文書、CAD/CAMファイルなどをクラウド上で一元管理することで、現場の作業者が直感的に操作できるようになった。加工履歴や作業手順へのアクセス性が向上した結果、判断のばらつきが減少し、不具合の削減や品質の安定化につながっている。
また、図面にQRコードを添付し、現場のスキャナーから使用治具や作業動画、不具合記録、加工ルールなどへ瞬時にアクセスできる仕組みを構築した。これにより、属人化の解消と作業手順の標準化が進んでいるという。
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