トヨタ東富士工場のモノづくりの魂を受け継ぐ、「Inventor Garage」が本格稼働:製造マネジメントニュース(2/2 ページ)
トヨタ自動車とウーブン・バイ・トヨタ(WbyT)は、モビリティをはじめさまざまな新技術の開発と実証の場であるToyota Woven City内で本格稼働を開始した開発拠点「Woven City Inventor Garage」を報道陣に公開した。
4600トン級大型トランスファープレス機の設置場所がイベントスペースに
Inventor Garageは、東富士工場が培ってきたモノづくりの魂を遺産として受け継ぎ、未来のイノベーションへとつなげる、Woven Cityの象徴となっている。同工場は2020年12月末に閉鎖されるまで53年間稼働し、総雇用者数は7000人。「トヨタスポーツ800」「センチュリー」「JPNタクシー」などさまざまトヨタ車を生産し、総生産台数は752万台を数える。
Inventor Garage内には、東富士工場で使用されていた設備が展示されている。工場内での生産状況や異常を知らせるアンドンや、溶接したボディーを塗装工程に移載するための大型ロボット、プレス金型の微調整などに用いられていた万力付きの作業台などである。
ドアのアウターパネルなどを加工していた4600トン級大型トランスファープレス機が設置されていた場所は、端材を落としてベルトコンベヤーで送出するために掘り込まれたピットも活用したイベントスペース「ピットステージ」になっている。高さ20m、ピットの深さは5mあるため、上下方向に広々とした空間になっている。330インチのLEDビジョンを設置しており、最大200人が参加できる。
また、ピット内で使用していたベルトコンベヤーはプランターとして再利用されている。ピットステージ後方の通路との間に置かれた巨大なカーテンには、東富士工場のスパッタ技術が適用されている。
Inventor Garageをリノベーションする際に利用された色見本のパネルも展示されている。リノベーション時の塗装で色味を合わせるために使用しており約400枚が保管されている(展示はその一部)。
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