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ロボット動作を直感的に記録/再生、プログラミング不要で教示可能に:産業用ロボット
モーションリブは、プログラミング不要で直感的にロボット動作を記録して再生できるモーションサンプラー「SPX4」を発売した。独自の力加減の制御技術により、複雑な曲線動作やソフトタッチな動きの再現を容易にする。
モーションリブは2026年3月23日、専門的なプログラミングスキルを必要とせず、ロボットの動作を直感的に記録して再生できるモーションサンプラー「SPX4」を開発し、製品提供を開始した。製造や物流の現場で課題となっているエンジニア不足、ティーチングに要する時間の削減を目指したもので、スキルレスなロボット導入を支援する。
SPX4は、ロボットを手で直接動かすダイレクト操作や、入力装置を用いた遠隔操作によって、動作をリアルタイムに記録できる。独自の力加減を制御する技術を搭載しており、従来の手法では設定が困難だったワークへの接触を伴う複雑な曲線動作や、ソフトタッチな動きも簡単に再現可能だ。また、エンドエフェクタなどのツールI/Oの記録、再生にも対応しているため、ピッキングや開閉動作を含む一連の工程をシームレスに自動化できる。
製品は、制御用PC、専用の操作盤及び専用ソフトウェアの「SPX Slot Manager」で構成。多品種、多工程の現場において、動作の制作や修正のサイクルを大幅に短縮できる点が特徴だ。冷蔵庫やプリンタのドア開閉、エアグリッパによるピッキング作業などのユースケースを提示しており、専門家でなくても現場の誰もがロボットを扱える環境の提供を目指す。
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