液晶ポリマーを用いた3Dプリント技術、SOLIZE PARTNERSとダイセルが共同開発:3Dプリンタニュース
SOLIZE PARTNERSはダイセルのハイパフォーマンスポリマーズSBUと共同で、液晶ポリマー(LCP)を用いた3Dプリント技術の開発を開始。併せて、同社の大和工場に専用3Dプリンタを導入し、検証および製作支援サービスの提供を始める。
SOLIZE PARTNERSは2026年4月14日、ダイセルのハイパフォーマンスポリマーズSBU(※注1)と共同で、液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystal Polymer)を用いた3Dプリント技術の開発を開始したと発表した。これに伴い、SOLIZE PARTNERSの大和工場に専用3Dプリンタを導入し、同年4月から検証および製作支援サービスの提供を開始する。
※注1:ダイセルは2026年4月1日付でポリプラスチックスのエンジニアリングプラスチック事業を承継し、ハイパフォーマンスポリマーズSBUとして展開している。
LCPは熱溶解後に急速に固化する特性があり、一般的な熱溶解積層(FFF)方式による3Dプリントは難しいとされてきた。これに対し今回の取り組みでは、FFF方式に「造形テーブルの高速移動」と「小径ノズル」を組み合わせることで、LCPの3Dプリントを実現した。さらに、LCPをプリント方向に沿って配列させることで、射出成形品を上回る機能性を備えた部品の製作が可能になるという。
LCPを用いた3Dプリント技術の実現により、「機械特性/誘電率/熱伝導性などの制御が可能」「金型が不要となり、短納期かつ低コストでの部品製作を実現」「LCPの新たな加工方法として適用範囲の拡大」といった効果が見込める。
SOLIZE PARTNERSは、LCPを用いた3Dプリント技術を活用し、造形技術およびアプリケーションのさらなる開発を進めることで、3Dプリンタによる新たな価値創出につなげていく考えだ。今後も先進技術を積極的に導入し、デジタルモノづくりの発展に貢献するとしている。
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