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運転ミスは「足指の握力」低下が原因、日産がシニア向け体操を考案:医療技術ニュース
日産自動車と北里大学は、シニアドライバーの安全運転を支援する「むすんでひらいて あしゆび体操」を制作した。身体機能と安全意識を高めることで、ペダル踏み間違いなどの誤操作防止や安全な歩行を支援する。
日産自動車は2026年2月24日、北里大学と共同で、足指の握力がドライバーの運転操作と関連することを明らかにしたと発表した。さらに、この課題に対応するため、シニアドライバーの安全運転を促進する「むすんでひらいて あしゆび体操(あしゆび体操)」を制作した。日産自動車の公式YouTubeで動画を公開している。
今回、足指で地面をつかむ力(足指の握力)がドライバーの運転操作に影響することが明らかになった。足指の握力が低下すると、ハンドル誤操作が増加するほか、アクセル操作の粗さやブレーキ反応の遅れなどの影響が見られた。
これらの課題解決に向け、理学療法や老年学の知見と運転行動解析のノウハウを組み合わせて開発されたのが、あしゆび体操だ。
同体操は、童謡のリズムに合わせて足指や足首を動かす運動だ。桐蔭横浜大学らが実施した効果検証では、実施直後に足指の握力が10.5%、足首の可動域が8.5%向上した。
さらに、あしゆび体操を含めた生活活動改善を2カ月間継続したことで、足指握力は25%向上し、注意機能を評価するテストの成績は15.7%改善した。これにより、運転に必要な筋力と判断力の双方が強化されることが示唆されている。
動きをシンプルにした基礎編と、足首の運動を加えた上級編の2種類が用意されており、日産自動車公式YouTubeでの動画公開を通じて普及を図る。
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