プラントの自律運転へ、横河電機が点検ロボットと管理ソフトを統合:FAニュース
横河電機は、同社のロボット管理ソフトウェア「OpreX Robot Management Core」と、ANYboticsの四足歩行点検ロボット「ANYmal」を統合するパートナーシップ契約を締結した。
横河電機は2026年2月10日、同社のロボット管理ソフトウェア「OpreX Robot Management Core」と、ANYboticsの四足歩行点検ロボット「ANYmal」を統合するパートナーシップ契約を締結したと発表した。プラント設備を自律点検する防爆・非防爆ロボットの管理の統合ソリューションを提供することで、石油、ガス、電力、金属業界における保守作業の安全性向上と効率化を目指す。
OpreX Robot Management Coreは、従来人間が行っていたプラント保守作業を代行する多様なロボットを一元管理する。プラントの制御システムと連携することで、取得データに基づいた指示をロボットへ送り、自律運転の実現に寄与する。
ANYmalは、IP67規格に準拠し、水や粉じんの侵入を防ぐことができる高感度センサー内蔵の自律型の四足歩行ロボットだ。高度な機動性と自律性を備えた「ANYmal D」と、ATEXおよびIECExゾーン1環境下での使用が認められた防爆多脚式点検ロボット「ANYmal X」の2モデルがある。ANYmal Xは2026年後半に正式発表され、既に試作機は複数の現場に導入されている。
今回の提携により、危険区域での点検ニーズが高いアジアや中東のエネルギー市場において、ダウンタイムの短縮や安全性の確保に貢献する。横河電機はさらに、AI(人工知能)技術を用いた「OpreX Plant Image Analyzer」と組み合わせることで、アナログメーターの読み取りや設備の劣化診断など、点検作業のデジタル化を加速させる方針だ。
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