ISO準拠の信頼性を確保したマスバランス電気銅の供給サービスを開始:材料技術
三菱マテリアルは、ISO準拠が確認されたガイドラインに基づき、マスバランスクレジットモデルを適用した電気銅の供給サービスを開始する。リサイクル金属ブランド「REMINE」の新シリーズとして提供する。
三菱マテリアルは2026年1月28日、ISO準拠が確認されたガイドラインに基づき、マスバランスクレジットモデルを適用した電気銅の供給サービスを開始すると発表した。
マスバランスクレジットモデルは、原料が有する特定の特性をクレジットとして発行し、製品や製品の一部に貢献する仕組みだ。同社は、銅製品にマスバランスクレジットモデルを適用するためのルールを明確にした「銅製品のマスバランスクレジットモデルガイドライン」を策定した。
同ガイドラインは、三菱マテリアルに所属するISO TC 308エキスパートが参画して作成したもので、ISO準拠の高い信頼性と、事業運営上の実行可能性を両立している。ISO TCは国際標準化機構において特定技術分野の標準を策定するための委員会で、ISO TC 308はISO 22095と2026年1月発行のISO 22095-2などを所管する。また、日本LCA推進機構によるクリティカルレビューを経て、ISO 22095とISO 22095-2への準拠を第三者により確認された。
同社はリサイクル金属ブランド「REMINE」の新シリーズとして、同ガイドラインに基づきISOに準拠したマスバランスを適用する電気銅の供給サービスを追加する。REMINE専用Webサイトでは、同ガイドラインと第三者によるクリティカルレビュー証書の参照が可能だ。同サービスは電気銅への適用から開始し、順次、同社の銅加工製品へと展開する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
1000℃の熱処理後も結晶粒が微細で均一な無酸素銅を開発
三菱マテリアルは、高性能無酸素銅「MOFC」シリーズのラインアップに、1000℃の熱処理後も微細で均一な結晶粒を維持できる新素材「MOFC-GC」を追加した。導電率や熱伝導率にも優れ、板厚0.3〜1.2mmの範囲で提供可能だ。
サブミクロン銅粒子を用いた焼結型銅接合材料、低温/高信頼接合を実現
三菱マテリアルは、独自の銅粉製造技術により、一般的な銅粉末よりも低温での焼結接合を可能とするサブミクロン銅粒子を用いた「焼結型銅接合材料」を開発した。
三菱マテリアルが米国で資源循環事業部を新設
三菱マテリアルは、米国三菱マテリアルに、米国での資源循環事業戦略を推進する組織として、2026年4月に「資源循環事業部」を新たに設置する。
0.3mmの厚さで射出成形できる超高強度炭素繊維強化コンパウンド
三菱マテリアルトレーディングは「新機能材料展」に出展し射出成形用の超高強度炭素繊維強化コンパウンド「KyronMAX」を披露した。
高熱伝導性/低熱膨張性と優れた加工性を有す金属−セラミックス複合材料
三菱マテリアルは、高熱伝導性/低熱膨張性を持ち、優れた加工性を有する金属−セラミックス複合材料を開発した。
