製造業の情報を一元管理するDXプラットフォームの体験型施設を開設:メカ設計ニュース
プログレス・テクノロジーズは、ダッソー・システムズとの協業により、体験型施設「3DEXPERIENCEルーム」を開設した。設計から製造までの情報を一元管理し、業務効率化と開発力向上を支援する。
プログレス・テクノロジーズは2026年1月21日、ダッソー・システムズとの協業の一環として、自社のイノベーションセンター内に「3DEXPERIENCEルーム」を開設したと発表した。製造業の設計、開発、解析、製造に関わる情報を一元管理する「3DEXPERIENCEプラットフォーム」の活用方法を体験できる。
3DEXPERIENCEルームでは、技術デモやPoC(概念実証)を超えたプロセス軸での運用実証、クラウド環境を活用した共同運用などを展開する。現時点では、設計と解析を統合する「MODSIM(Modeling&Simulation)」技術によるプロセス標準化の効果を体験できる。共通データモデルの導入により、設計の初期段階から検討や最適化を加速する。
今後は、設計開発の工数削減に寄与するRPA(Robotic Process Automation)や、蓄積したプロセス情報をAI(人工知能)に学習させ、それを活用して展開する技術を順次展示する。バーチャルツイン(仮想空間での再現)技術や情報の構造化により、データ検索やツール間変換の時間短縮を図り、製造現場の負担を軽減する。
日本の製造業では、原材料価格の高騰や人材不足などの課題により、従来型の改善活動が限界に達しつつある。プログレス・テクノロジーズは、同社の設計開発現場の知見とダッソー・システムズの最新ツールを融合し、プロセスの進化を推進していく考えだ。
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