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シチズンが新棟建設で自動車や時計部品の表面処理工程集約、自動化など推進:工場ニュース
シチズンファインデバイスは、山梨県の河口湖事業所内に自動車部品などの表面処理工程を集約した新棟を建設した。環境負荷物質の使用量削減や工程の自動化により、環境にやさしく安全に配慮したモノづくりを目指す。
シチズンファインデバイスは2026年1月16日、山梨県富士河口湖町の河口湖事業所内に建設していた新棟が完成したと発表した。
新棟には、同社の主力である自動車部品とシチズン時計マニュファクチャリングの時計部品の表面処理工程を集約する。建築面積2100m2、延床面積7230m2の規模で、本格稼働は2026年9月以降を予定している。
新棟の建設に当たっては「環境にやさしく、安全に配慮したものづくり」をコンセプトに掲げた。
環境負荷物質の代替や環境対応型技術の導入により、該当工程における環境負荷物質(PRTR該当物質取扱量)の使用量を2027年度までに従来比35%削減する。エネルギー対策としては、省エネ機器や太陽光発電設備を導入し、年間で約94MWhの発電と約38t(トン)のCO2排出量削減を見込んでいる。このように、同社は富士北麓地域の自然環境に配慮しつつ、持続可能な成長を目指す。
また、これまで作業者への負担が大きかった工程の自動化を推進し、低リスク加工技術への転換や安全性設備の導入を図った。その結果、有害物質との接触リスクが低減し、労働環境の改善に成功した。
今後は製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進すべく、IoT(モノのインターネット)の活用による生産管理の高度化も進めていく。
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