ロレアルが光技術を応用した赤外線ヘアアイロンとLEDマスクを発表:医療機器ニュース
ロレアルグループは、赤外線技術を用いたヘアスタイリング機器「ライトストレート+マルチスタイラー」と、スキンケアデバイス「LEDフェイスマスク」を発表した。
ロレアルグループは2026年1月5日、赤外線技術を用いたヘアスタイリング機器「ライトストレート+マルチスタイラー」と、スキンケアデバイス「LEDフェイスマスク」を発表した。いずれも光技術を応用した美容ソリューションだ。
ライトストレート+マルチスタイラーは、特許取得済みの赤外線技術を搭載したデバイスである。
従来のヘアアイロンは200℃以上の高温プレートを使用するのに対し、同製品のガラスプレートは最高160℃に抑えている。低温度を保ちつつ、近赤外線が毛髪内部の水素結合へ直接作用することで、キューティクルへの熱損傷を最小限に留めながら、従来比で2倍の滑らかさを実現することを実証した。
また、スタイリングにかかる時間は、従来製品の3分の1に短縮している。ML(機械学習)を用いたスマートセンサーを内蔵しており、ユーザーのハンドリング動作に合わせて熱や光の出力を最適に制御する。
LEDフェイスマスクは、柔軟なシリコン製のプロトタイプデバイスで、iSmartと共同開発した。肌のハリを高める波長630nmの赤色光と、肌トーンを整える波長830nmの近赤外線を顔に直接照射する。1回10分間のセッションにより、小じわや肌のたるみといったエージングの兆候に対して非侵襲的なアプローチでケアを行う。
今後の展開として、ライトストレート+マルチスタイラーの研究開発は2027年末までに完了予定、LEDフェイスマスクは2027年の発売を計画している。同社はこれらの光技術を通じて、ヘアスタイリングをダメージ補修から「ダメージを未然に防ぐもの」へと進化させるとしている。
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