3Dスキャナーで板金検査を簡易化し、部品の開発期間を3分の1短縮:3Dスキャナーニュース
Shining3D Technology Japanは、自動車板金部品の検査に高精度3Dスキャン技術を導入し、ゲージ開発のリードタイムを削減。プロジェクトの所要期間を最低でも3分の1短縮した。
Shining3D Technology Japan(Shining3D)は2025年12月24日、Liuzhou Yinrui Automotive(柳州銀瑞車業)が高精度3Dスキャナー「FreeScan Trak Nova」により板金部品の検査工程を効率化したと発表した。同製品は、ゲージを使った検査を3Dスキャンで代替するもので、開発コストを削減して新型車の市場投入を加速する。
Liuzhou Yinrui Automotiveは、OEMメーカー向けのサプライヤーとして自動車部品を製造/販売している。同社が導入したFreeScan Trak Novaは、ダイナミックトラッキング機能を持つ可搬型の3D計測システムだ。ワイヤレス接続と軽量設計に加え、ビデオフォトグラメトリー(VPG)機能を備えることで、大規模な測定対象物にも対応する。
今回の事例では、板金部品の検査工程において、対象物の3DデータをFreeScan Trak Novaで計測した。同製品は非接触で計測するため、多様な形状やサイズの部品に対応できる。また、リアルタイムでメッシュデータを生成することで、検査ワークフローの効率化が図れる。
従来の物理的なゲージは、部品ごとに専用の治具を必要としていた。同スキャナーは、ゲージの設計と製作に要していた1.5〜2カ月のリードタイムを削減することで、プロジェクトの所要期間を最低でも3分の1短縮させた。特に、両面を検査する部品では、従来は2セットのゲージを必要としていたが、同機は全ての面を一度のスキャンで検査可能で、より高いコスト削減効果が期待できる。
Shining3Dは、今後も産業用3D計測ソリューションの普及を推進し、自動車製造をはじめとする品質検査分野において新たな基準の確立を目指す方針だ。
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