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ポケットサイズ&Wi-Fi対応のエントリー3Dスキャナーが登場:3Dスキャナーニュース
SHINING 3Dは、3Dスキャナーの新製品として、ポケットサイズの「EINSTAR Rockit」とワイヤレス化した「EINSTAR 2」を発表した。両モデルは、小型軽量で高精度な3Dスキャンを目指している。
SHINING 3Dは2025年10月11日、エントリークラスの3Dスキャナー2機種を発表した。ポケットサイズの「EINSTAR Rockit」と高度なスキャンに対応した「EINSTAR 2」で、ワイヤレス通信機能の追加などにより、スキャン作業を効率化する。
EINSTAR Rockitは、Wi-Fiモジュールを内蔵し、PCとリアルタイムにデータを転送できる。また、スキャン時にマーカーの貼付が不要となる、マーカーレススキャン機能を備えた。青色レーザーと赤外VCSEL(Vertical-Cavity Surface-Emitting Laser)のハイブリッド光源により、凹部や光沢面にも対応する。スキャン速度は最大90fpsで、5MPカラーのカメラでリアルな質感を再現する。
既存モデル「EINSTAR」の後継機となるEINSTAR 2は、交換式バッテリーで最大3時間連続使用できる。重量は420gと軽く、ワイヤレスのため、作業現場や屋外でも自由にスキャン可能だ。
17本の青色レーザーラインを搭載し、従来機比で2倍以上の面積をスキャンする。赤外VCSELにより屋外でもデータ取得が安定化し、人間の全身を約60秒でスキャンできる。
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