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エトリアがPCR90%使用のハイブリッド再生プラを採用リサイクルニュース

リコーグループのETRIAは、全体のうち90%が使用済み製品由来の再生原料となる「ハイブリッド再生プラスチック」の採用を発表した。

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 リコーグループのエトリアは2025年12月18日、ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)のプラスチックマテリアルリサイクルタスクフォース(TF)において、同協会の加盟社と樹脂コンパウンドメーカーが共同開発したポリスチレン(PS)再生プラスチックを、業界に先駆けて一部複合機製品のサプライに採用すると発表した。

2026年前半頃に市場投入を目指す

 今回各社が共同で開発したPS再生プラスチックは、OA機器と家電から回収したプラスチックを組み合わせた、ハイブリッド使用済み製品由来の再生原料(PCR)を90%使用しており、再生プラスチックの安全性を示す「UL94規格」も取得している。

 同材料は、OA機器から回収したプラスチック(再生素材)と、異業種から回収したプラスチック(再生素材)をハイブリッド化することで、各社の材料グレードや色材の統一化、需要と供給のバランス、コストなどの課題を解決した材料で、各社が自社製品への採用の検討を開始しているという。

 ETRIAは、今回共同開発したPS再生プラスチックを自社で生産する製品に採用する。まずは、リコー製複合機のトナーボトルの一部に採用し、2026年前半頃に市場投入を目指す。今後、他の用途への展開も検討していく。

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