三菱重工のアンモニア分解システムがターゲットを変えたワケ：素材／化学メルマガ 編集後記

今回は三菱重工業が、開発したアンモニア分解システム「HyMACS（ハイマックス）」のターゲットを変えた理由についてつらつら語っています。

[遠藤和宏，MONOist]

　この記事は、2025年12月12日発行の「素材／化学メルマガ 編集後記」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

　三菱重工業（以下、三菱重工）が2025年12月10日に東京都内で開催した記者会見に参加し、同社が開発したアンモニア分解システム「HyMACS（ハイマックス）」について取材させてもらいました。同社は、HyMACSを用いて、原料のアンモニアを分解し、純度99％の水素を製造することに成功しています。

　質疑応答で「HyMACSの開発当初のターゲット」を伺ったところ、当初のターゲットを変更した理由についても教えてもらいました。