検索
ニュース

スマホ接続なしで長時間計測できるスタンドアロン型走行解析システムウェアラブルニュース

ORPHEは、スマートフォン接続なしで長時間計測できる走行解析システム「ORPHE ANALYTICS LD」を発表した。研究用途から屋外ランニングまで対応し、多様な歩容データを取得できる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 ORPHEは2025年11月20日、歩行および走行解析向けの新製品として、スタンドアロン型の長時間計測システム「ORPHE ANALYTICS LD(Long Duration)」を発表した。日常歩行から屋外での長距離ランニングまで、幅広いシナリオで利用できる。

キャプション
歩行走行解析システム「ORPHE ANALYTICS LD」[クリックで拡大] 出所:ORPHE

 ORPHE ANALYTICS LDは、計測開始と終了時に足部デバイスとシステムを同期するだけで計測が可能だ。計測中にスマートフォンを接続する必要がない。外部通信が不要なため対象者の動作を妨げず、自然な歩行や走行からデータを取得できる。歩容分析に必要な速度、歩幅、1分あたりの歩数、接地時間、着地角度、足首の倒れ込み角度、足部高さ、着地衝撃といった複数指標を数秒単位で記録する。

キャプション
計測開始と終了時に足部のデバイスとシステムを同期[クリックで拡大] 出所:ORPHE
キャプション
歩容分析に必要な複数データを詳細に取得[クリックで拡大] 出所:ORPHE

 取得データはCSV形式で保存可能で、研究者や医療従事者などによる追加分析、外部解析ツールとの連携にも活用できる。大学や研究機関での歩行研究、マラソンや競歩のフォーム解析、高齢者の転倒リスク評価、スマートシティーでの行動研究、医療やリハビリ領域での術後評価など多様な活用シーンを想定している。

 動作分析ソリューション「ORPHE ANALYTICS」の追加オプションとして月額1万1000円(税込)で提供し、利用にはORPHE ANALYTICSの有償契約が必要だ。導入前のトライアルも受け付ける。

⇒その他の「ウェアラブルニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る