ニュース
スマートシューズランニングアプリケーションに足背装着モードを追加:ウェアラブルニュース
ORPHEは、同社の専用センサー「ORPHE CORE」を用いたスマートシューズランニングアプリケーション「ORPHE TRACK Run」に、足背装着モードを追加した。同アプリは無料でダウンロードできる。
ORPHEは2023年8月31日、同社の専用センサー「ORPHE CORE」を用いたスマートシューズランニングアプリケーション「ORPHE TRACK Run(iOS/Android対応)」に、足背装着モードを追加したと発表した。同アプリは一般配信され、無料でダウンロードできる。
新たに足背装着モードを追加したことで、専用シューズでなくても同センサーをシューズの足の甲部分に装着すれば、従来の解析技術を損なわずにランニング時の足の動きを可視化できる。両足を計測したい場合は、両足それぞれに同センサーを装着する。
最新の専用センサー「ORPHE CORE 3.0」の場合は、そのまま足の甲に装着して足背装着モードを利用できる。旧型の「ORPHE CORE 2.0」を足の甲に装着する場合は、アタッチメントパーツ「ORPHE CORE用シューレースマウント」が別途必要となる。
足背装着モードは、既に同社の研究用途サービス「ORPHE ANALYTICS」や、医療用途サービス「ORPHE ANALYTICS MEDICAL」で運用を開始。今回の一般配信に向けて、モーションキャプチャーやセンサーを靴内に搭載した状態との精度比較検証も実施している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- スマートシューズのその先へ、全身をかなり手軽に解析できる「ORPHE ANALYTICS」
ランニングなどの最中にスマートウォッチで記録を取っている人は多いだろう。今回テストした「ORPHE CORE」というセンサーは、シューズに取り付けるだけで、全身情報を細かく測定できる。計測の手軽さから、大学や企業の研究、開発分野でも大きく注目されているという。 - 定量的に歩行分析する医療向けソリューションを発売
ORPHEは、最短2分で歩容を定量的に解析する医療機関向けソリューション「ORPHE ANALYTICS MEDICAL」を発売する。小型センサーを靴に取り付けた状態で6〜10m定常歩行すると、歩容を定量的に計測し、レポートを出力する。 - 「速く走る」といっても走法には違いがある、アシックスが2つの新シューズを開発
アシックスは「ASICS INNOVATION SUMMIT 2021」を開催し、同社が目指す未来とパーソナライゼーションの考え方について、その方向性を示すとともに、トップランナー向けランニングシューズの新製品「METASPEEDシリーズ」を発表した。 - 靴内センサーを小型化せよ、ベンチャーが挑む未経験のスマートシューズ作り
オープン6年目を迎えた東京・秋葉原の会員制モノづくり施設「DMM.make AKIBA」で社会課題を解決しようと奔走しているスタートアップを追いかける連載「モノづくりスタートアップ開発物語」。第4回はスマートシューズを開発しているno new folk studioのCEO 菊川裕也氏に、開発経緯などを聞いた。 - 小型センサーで走りをリアルタイム評価、アシックスがスマートシューズ新開発
アシックスはシューズ内に設置した小型センサーで、地面を踏み込んだ際に受ける反力などを計測するスマートシューズ「EVORIDE ORPHE(エボライド オルフェ)」を販売すると発表した。足の動きのセンシング技術開発などを手掛けるスタートアップ、no new folk studioと共同で開発した。シューズ内の小型センサーで、走行中のパフォーマンスをリアルタイムに可視化し、ランナーに音声で走行改善のためのアドバイスを提供する。 - 歩くとAIがアドバイス、京セラが生み出す人間拡張技術
京セラは2022年10月13日、東京都内およびオンラインで記者会見を行い、同日発表した人間拡張技術の3つの新しいシステムについて説明した。