センチュリーの“情念”とBYDの“情熱”
現在、自動車をはじめとするさまざまなモビリティの新技術満載のイベント「Japan Mobility Show 2025」が開催中です。週末の11月9日まで開催されていますので、2年に1回のこの機会にぜひ参加してみてください。個人的には、土曜日の11月8日に行われる「軽トラ市 in ジャパンモビリティショー2025」が楽しそうかと思っています。
一般公開に先駆けて、2025年10月29〜30日にJapan Mobility Show 2025のプレスデーが行われました。そこで取材した記事はMONOistの特集サイトに掲載していますのでぜひご覧ください。
⇒Japan Mobility Show 2025特集サイト
プレスデーの1日目は自動車メーカー、2日目はサプライヤーがプレスカンファレンスを行うのですが、やはり注目を集めるのは1日目の自動車メーカーの方でしょう。トップバッターを飾ったのは東京ビッグサイトの南1ホールを独占したトヨタグループです。トヨタ自動車、レクサス、ダイハツ工業、GRに加え、新たなフラグシップブランドとなるセンチュリーを含めて1時間15分もの長丁場のプレスカンファレンスとなりました。そして、1日目最後のプレスカンファレンスとしてトリを務めたのが、世界市場でEV(電気自動車)を展開し今最も勢いのある自動車メーカーと言っていいBYDです。特に、トヨタ自動車 代表取締役会長の豊田章男氏(以下、章男氏)がセンチュリーブランドの立ち上げに向けて見せた“情念”と、BYD JAPAN 代表取締役社長の劉学亮氏が爆発させた日本市場にかける“情熱”が非常に印象的でした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
スライドドアにオープンカー、GRMNも対応? 新たな「センチュリー」
トヨタ自動車はショーファーカーの「センチュリー」に新モデルを追加し、センチュリー取扱店での受注を開始した。
トヨタ「センチュリー」が全面改良で大型化、HVでクラストップの燃費達成も
トヨタ自動車は「第45回東京モーターショー 2017」において2018年半ばに発売する「センチュリー」の新モデルを初披露する。ハイブリッドシステムや衝突回避支援システムなど最新技術を取り入れる。
BYDが日本市場に軽EVを投入する意図を考察する
BYDが日本専用設計の乗用軽EVを国内導入することを決定した。この決定は、合理性に乏しく、割に合わないように感じられる。にもかかわらずBYDは、なぜ日本市場に軽EVを投入するのだろうか。その意図を考察する。
BYDが方針転換で日本に乗用車も導入、「EV市場には選択肢が必要」
ビーワイディージャパン(BYDジャパン)は2022年7月21日、日本でBYDの乗用車タイプのEV(電気自動車)の販売を開始すると発表した。2023年1月からEV3車種を順次発売する。これに合わせて、乗用車の販売会社のBYDオートジャパンを設立した。2025年までに日本国内にディーラー100店舗を構え、購入の検討からアフターサービス、充電まで対応できる体制を整える。
軽トラ市を支援する自工会、「軽自動車は生活必需品であり社会インフラ」
日本自動車工業会 軽自動車委員会は、軽トラックをそのまま露店として用いる「軽トラ市」について説明するとともに、「Japan Mobility Show 2025」の開催期間中である同年11月8日に行われる「軽トラ市 in ジャパンモビリティショー2025」の概要を紹介した。