トヨタ「センチュリー」が全面改良で大型化、HVでクラストップの燃費達成も:東京モーターショー 2017
トヨタ自動車は「第45回東京モーターショー 2017」において2018年半ばに発売する「センチュリー」の新モデルを初披露する。ハイブリッドシステムや衝突回避支援システムなど最新技術を取り入れる。
トヨタ自動車は2017年10月6日、「第45回東京モーターショー 2017」(プレスデー:10月25〜26日、一般公開日:10月28日〜11月5日)において2018年半ばに発売する「センチュリー」の新モデルを初披露すると発表した。
センチュリーは1967年に初代モデルが登場。今回発表する新モデルが3代目で、1997年の2代目発売以降、21年ぶりの全面改良となる。
HVやToyota Safety Senseを採用
新型センチュリーは、従来の排気量5.0l(リットル)のV型12気筒エンジンから排気量5.0lのV型8気筒エンジンに変更、ハイブリッドシステム(THS II)を組み合わせてクラストップレベルの燃費を達成したとしている。また、歩行者検知機能付きの衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」や、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートなど安全装備も採用する。
全長やホイールベース、トレッドを従来モデルから拡大し、伸びやかで重厚感あふれるスタイルとした。ホイールベース延長によって後席のスペースを拡大、乗員の膝周りや足元に十分なゆとりを提供するとしている。スカッフプレートとフロアの低段差化、ドア開口高さの拡大により、乗降性も向上するなど、後席優先のパッケージングに磨きをかけた。
新型 | 先代 | |
---|---|---|
全長 | 5335 | 5270 |
全幅 | 1930 | 1890 |
全高 | 1505 | 1475 |
ホイールベース | 3090 | 3025 |
トレッド前/後 | 1615/1615 | 1575/1575 |
外観デザインは、一目でセンチュリーだと分かる要素を継承しながら、グリルを中心にランプなど各要素をまとめて一体感と力強さを持たせた。水平基調の姿勢は維持しつつ、やや後ろ下がりのアンダーボディーにやや後ろ上がりのキャビンを組み合わせて動感も表現した。クオーターピラーの傾斜を立ててキャビンの中心を後ろに感じさせることにより、外観でも“後席重視”を演出している。
内装は、高さをそろえた杢柄オーナメントを前席シートバッグやドアトリムショルダーに配して横方向の広がりを強調。シート表皮は100%ウールのファブリック仕様と最高級表皮を採用した本革仕様から選択できる。無段階調節が可能な電動オットマンやアジャスタブルリアシートを採用して居住性も追求している。
ビジネスからプライベートまで対応できる快適装備として、ライティングテーブルや読書灯、大型ディスプレイ付きリアシートエンターテインメントシステム、20スピーカーのプレミアムオーディオなどを採用する。
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