検索
ニュース

スライドドアにオープンカー、GRMNも対応? 新たな「センチュリー」電動化(1/2 ページ)

トヨタ自動車はショーファーカーの「センチュリー」に新モデルを追加し、センチュリー取扱店での受注を開始した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 トヨタ自動車は2023年9月6日、ショーファーカーの「センチュリー」に新モデルを追加し、センチュリー取扱店での受注を開始したと発表した。新モデルの月間販売基準台数は30台で、発売は2023年内を予定している。既存のセダンタイプも引き続き販売する。

 新モデルは海外からの受注にも対応し、国内向けと同じくトヨタ自動車の田原工場(愛知県田原市)で生産して輸出する。

 オプション費用を含まないメーカー希望小売価格は2500万円で、ボディーカラーや内装の素材などをフルオーダーで受け付ける。さらに、スライドドア、コンバーティブル(オープンカー)、スポーティーな走りを楽しめるGRMNモデルなどさまざまなオプションが用意されるとみられる。


ショーファーカーの「センチュリー」に追加された新モデル[クリックで拡大]
センチュリーの新モデルのサイドビュー(左)。スライドドア搭載モデル(右)[クリックで拡大]

 セダンタイプのセンチュリーと同様に、“匠の技”による意匠を凝らす。手彫りによる鳳凰エンブレム、塗装面の鏡面磨き、板金職人がステンレススチールに手作業で柾目(まさめ)を施したスカッフプレートなどが提供される。

 センチュリーの新モデルの開発期間は2年ほどだったという。「これからもセンチュリーが期待を超えたもてなしを届けるためにどうあるべきか」をテーマに議論を重ねた。ショーファーカーに対するニーズの多様化などを踏まえて、センチュリーにふさわしい品格や静粛性、乗り心地を継承しながら新しい世代の期待に応えられるショーファーカーとして進化させた。

木目の一種である柾目(まさめ)を施したスカッフプレート(左)。金属の板をゆがませることなくきめ細かい柾目模様を刻む(右)[クリックで拡大]
鳳凰エンブレムの手彫りに使用する道具(左)。彫り方によってツヤや毛並みによる模様を表現する。これを担当するのは金型メーカーの職人で、全て1人で完成させる。「持てる技術の集大成」だという高度な彫りで勝負できる場があることを、喜んでいる(右)
センチュリーのボディーの板金部分は、新モデルもセダンタイプも共通で7コート、3回の水研磨、鏡面磨きによって完成する。ボディーパネルの細かな表現に対応するため、磨き用の工具は小ぶりなものが多い(左)。センチュリーのボディーパネルにライトをかざした様子。光源部分の印字がはっきりと映る(右)[クリックで拡大]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る