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NTTアドバンステクノロジ、SaaS型AI異常予兆検知ソリューションを提供開始製造ITニュース

NTTアドバンステクノロジは、AI異常予兆検知ソリューション「@DeAnoS」のSaaS版の提供を開始した。従来のオンプレミス版に加え、初期構築が不要で導入が簡便なSaaS版を展開する。

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 NTTアドバンステクノロジは2025年8月18日、AI(人工知能)異常予兆検知ソリューション「@DeAnoS(アットディアノス)」のSaaS版の提供を開始した。月額料金は、GPUなしのスモールプランが20万円、GPUありで可視化ツールAPIを利用できるスタンダードプランが30万円となる(いずれも税別)。

 @DeAnoSは、ディープラーニング技術により、IoT(モノのインターネット)やICT機器の異常およびその予兆を高精度に検知するソリューションだ。

 AIが正常時の状態を学習し、正常値からの乖離を異常として検知する仕組みを採用しているため、閾値の監視では見逃されやすい異常も検出できる。また、異常要因の推定機能により要因調査時間を短縮し、「いつもとは違う」状態を把握することで予防保全にも活用できる。

 同社はこれまで@DeAnoSのオンプレミス版を提供してきたが、初期構築が不要なSaaS版を追加したことで、顧客はコストを抑えつつ、迅速かつ簡便に@DeAnoSを導入できるようになった。

 SaaS版はクラウド上で提供され、常に最新のアルゴリズムが利用できるほか、必要に応じてデータアナリストによる運用支援も受けられる。通信インフラや製造業、建設業、サービス業など、さまざまな業種の保守運用業務を効率化し、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に貢献する。

 同社は今後、生成AIを活用した「ナレッジ駆動型システム運用自動化ソリューション」と@DeAnoSとの連携を進め、異常検知後の対応策について、保守運用現場で迅速かつ的確な判断ができるよう支援する。

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