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村田製作所がみなとみらいに未来のモビリティの共創スペース、略して「MMM」組み込み開発ニュース(2/2 ページ)

村田製作所が車載ソリューションのリアル体験型施設「MURATA みらい MOBILITY」をリニューアルし報道陣に公開した。今後は年間で約250件の来場を見込む。

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従来の展示も内容をアップデート

 従来あった「History & Murata-Performanceエリア」「Presentエリア」「Solution-DEMOエリア」の展示もアップデートされている。

History & Murata-Performanceエリア

 History & Murata-Performanceエリアでは、自動車の電子制御電装化/普及の歴史や、村田製作所のモビリティ向け売上高を2010年を100として2023年までの成長を示すグラフ(2023年は2010年比で5倍)、実際の自動車を1台解体してそこに搭載されていた積層セラミックコンデンサーをサイズごとに分類したもの(総数で約7000個)などを展示している。

「History & Murata-Performanceエリア」の展示
「History & Murata-Performanceエリア」の展示[クリックで拡大]

Presentエリア

 Presentエリアでは、当初の展示施設として中核的な役割を担っていた、村田製作所の電子部品を搭載した車載基板を展示している。「Connected/IVI」「AD/ADAS」「Electrified」「Other」の4つに分類しており、さまざまなシステムのECUに組み込まれた車載基板を手に取って確認できる。

「Presentエリア」の展示
「Presentエリア」の展示。基板は取り外して手に持つことができる[クリックで拡大]

Solution-DEMOエリア

 展示施設の奥側にある別室となるSolution-DEMOエリアでは、村田製作所の新製品のデモを体感できる。今回の報道公開では、小型EV(電気自動車)に搭載した加速度センサーやジャイロセンサー、超音波式雨滴除去デバイス、ミシュランと共同開発したタイヤ向けのRFIDタグなどのデモを披露した。

加速度センサーとジャイロセンサーのデモ
加速度センサーとジャイロセンサーのデモ。センサーは赤丸で示した車両後部に搭載されているが、対角にある前輪を少しこすっても敏感に振動を検知する[クリックで拡大]
超音波式雨滴除去デバイスのデモ
超音波式雨滴除去デバイスのデモ。赤丸で示した車載カメラにスポイトで水をかけても超音波で瞬時に除去する[クリックで拡大]
タイヤ向けRFIDタグのデモ
タイヤ向けRFIDタグのデモ。RFIDタグは製造段階からタイヤに組み込まれており、そに情報をタイヤの両脇にあるリーダーで読み取っている。なお、既にミシュランは、商用車向けタイヤについて全量RFIDタグを組み込んで生産しているという[クリックで拡大]

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