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人工膝関節手術支援ロボットを日本国内で販売開始:医療機器ニュース
京セラは、人工膝関節手術支援ロボット「CUVIS-jointシステム」の日本国内での販売を開始する。患者の画像データを基にした手術の計画や骨切除の制御により、人工膝関節の設置を補助する。
京セラは2025年3月19日、人工膝関節手術支援ロボット「CUVIS-jointシステム(キュービスジョイントシステム)」を同月中に日本国内で販売開始すると発表した。
CUVIS-jointシステムは、適切な人工膝関節の設置を補助する手術支援装置だ。手術前に得た患者の画像データを基にした手術の計画や、手術中の術野内での位置関係を把握して骨切除を制御する。
韓国のCUREXOが同年3月17日に日本国内における製造販売承認を取得し、京セラが販売と保守メンテナンスを担当する。CUREXOは、製造や供給、機能向上を担当する。
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