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AIアプリ開発基盤に設備の撮影データの自動仕分け機能を追加:製造ITニュース
センシンロボティクスは、AIアプリケーション開発プラットフォーム「SENSYN CORE」内のデータ管理機能「SENSYN CORE Datastore」に、設備ごとに撮影データを自動でひも付ける「自動仕分け機能」を追加した。
センシンロボティクスは2025年3月11日、AI(人工知能)アプリケーション開発プラットフォーム「SENSYN CORE」のデータ管理機能に、設備ごとに撮影データを自動でひも付ける「自動仕分け機能」を追加したと発表した。
新たに機能を追加したのは、SENSYN CORE内のデータ管理機能「SENSYN CORE Datastore」だ。同社は以前からSENSYN COREを活用したデータの自動仕分け技術を提供してきたが、より汎用的な自動仕分け機能へとアップデートした。
近年、設備の巡視や点検業務では、カメラデバイスやセンサーなどの導入により、現場データが大量に取得されている。取得データは主に時系列順で整理され、いつ、どこで取得したものかを特定し、対象設備や場所にひも付ける必要がある。
自動仕分け機能では、撮影位置や方位の情報が記載された画像のメタデータを活用。デバイスからの取得データを、設備やフォルダごとに自動的に分類、仕分けする。撮影データを手作業で仕分けする必要がなくなり、対象設備の確認や判断を速やかに実施できる。
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