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Windows PCの製造業向けパッケージモデルに新オプション追加:エッジコンピューティング
エプソンダイレクトは、Windows PCの製造業向けパッケージモデルの新オプションとして、「Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSC」「無停電電源装置」を追加する。
エプソンダイレクトは2025年3月11日、Windows PCの製造業向けパッケージモデルへの新オプション追加を発表した。同社のオンラインショッピングサイトやコールセンターを通じて注文できる。
製造業向けパッケージモデルは、セイコーエプソンの「Endeavor」シリーズをベースとして製造DX(デジタルトランスフォーメーション)向けにパッケージ化し、工場の制御端末や入力端末など用途に応じたPCを選択しやすいように製品化している。新たに追加するオプションは、「Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSC」「無停電電源装置」の2つだ。
Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSCは、生産ライン制御など特定用途端末向けの組み込みOSとなる。機能アップデートが適用されないため、システム検証の手間を省きながら安定した運用が可能となる。「ペーパーレス化向けWindowsタブレット運用パッケージ」や「装置組み込み向け長期運用パッケージ」に搭載する。
無停電電源装置は、瞬停や瞬低時、停電時でも電力を供給し続け、製造ラインの安定稼働を支援する。なお同装置は、「外観検査AI向けNVIDIA搭載パッケージ」が対象のオプションとなる。
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