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組み込みシステム向けOSの販売を開始、特定用途で長期運用が可能に:組み込み開発ニュース
エプソンダイレクトは、組み込みシステム向けOS「Windows 11 IoT Enterprise LTSC」の販売を開始した。サポート期限が10年間と長いため、一度運用を開始した後は長期にわたって同様の構成で使用を継続できる。
エプソンダイレクトは2025年1月15日、組み込みシステム向けOS「Windows 11 IoT Enterprise LTSC」の販売を開始した。同社オンラインショッピングサイトおよびコールセンターにて受注している。
同OSは、固定使用を目的とするデバイス向けに設計されており、医療機関の受け付け端末や生産ライン制御などの用途を想定している。サポート期限が10年間と長いため、特定用途に特化した構成で運用を開始した後は、同様の構成で長期にわたって使用を継続できる。
利用者が不要な操作や誤った操作をした場合のトラブルを防止するロックダウン機能を備え、デバイスを専用機のように使えるため、コスト削減やデバイスの導入を検討している現場への採用に適している。
同OSの対象モデルはデスクトップPCとノートPCの「Endeavor」で、具体的にはデスクトップPCのJM8400、JM5000、JA998、JG150、JS210、JS60、JS60-A、ノートPCのJL2000、JN711、JN610に対応する。
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