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自動車の端材を再生したアスファルト改質剤、耐久性が約2.3倍向上:リサイクルニュース
リファインバースグループは、自動車内装材の端材から再生したアスファルト改質剤「REOCA」を発売した。これまで再利用困難な廃棄物とされていた、複合素材からのマテリアルリサイクルに成功した。
リファインバースグループは2025年12月8日、自動車内装材の端材から再生したアスファルト改質剤「REOCA(リオカ)」を発売した。これまで再利用困難な廃棄物とされていた、複合素材からのマテリアルリサイクルに成功した。
自動運転技術の普及が進むスマートモビリティ社会では、自動車が同じ走路を繰り返し走行することで、路面の特定箇所への負荷が想定される。REOCAは、アスファルトに0.2%添加すると、一般的な改質アスファルトに比べて耐久性を約2.3倍向上できる。これにより車輪通過部の変形を抑え、舗装の長寿命化やメンテナンスコストの削減に貢献する。
また自動車内装材は、複数の素材が組み合わされた複合材のため、素材ごとの分別や再資源化が困難だ。よって、大部分がサーマルリカバリー(焼却による熱回収)で処理されている。REOCAへのマテリアルリサイクルにより、CO2排出量を約90%削減できる。アスファルト製造時にも、バージン由来の改質アスファルトと比較してCO2を約40%削減可能だ。
同社は自社の工場で、同年3月よりREOCAを用いた駐車場舗装の実証実験を実施している。施工から半年が経過した現在も、変形やひび割れなどは生じておらず、高い舗装性能を確認しているという。
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