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低透磁率材料を採用したLMガイド、磁場の影響を受けない安定動作が可能:FAニュース
THKは、低透磁率材料を採用したLMガイド「HSR-M3形」の受注を開始した。強磁場が発生するMRI装置や各種試験装置でも、磁場の影響を受けずに高精度で安定した直線運動が可能になる。
THKは2024年12月11日、低透磁率材料を採用したLMガイド「HSR-M3形」の受注開始を発表した。高温用LMガイド「HSR-M1形」、高耐食LMガイド「HSR-M2形」に続く、「特殊環境用LMガイド」の新製品となる。
新製品は、LMレールとLMブロックに低透磁率材料を採用することで、磁場の影響を受けにくくなっている。強磁場が発生するMRI装置や各種試験装置でも、磁場の影響を受けずに高精度で安定した直線運動が可能になる。
低透磁率材料の使用により比透磁率1.02を達成し、磁場環境下でも製品性能を発揮する。また、40HRC以上の硬度を備え、低透磁率材料のSUS316よりも大きな荷重を受けられる。
各ボール列を接触角45度で配置し、LMブロックに作用する4方向(ラジアル、逆ラジアル、横)に同一定格荷重がかかるようにした。これにより、あらゆる姿勢での幅広い用途に使用できる。
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